ソフトウェア不具合を未然に防止しましょう
トヨタ式未然防止手法GD3は、ソフトウェア開発にも適応できます。
本ブログでは、自動車関連メーカーで実際に経験したことを交えながら、
・GD3とは
・DRBFMとは
・関連書籍のご紹介
など、ご紹介しています。 →記事一覧
フェールセーフを入れられないシステムの場合は
firmwareなど、プログラム容量があまりないシステムにおいては、フェールセーフを入れたくても入れられない場合があります。
どれを入れてどれを入れないのかを選択するのも設計の醍醐味ではありますが、携帯電話向けなどのようなシステムの場合は、「仕様書に注記を入れておく」という対処方法もあります。
仕様書に入れてあれば、動作がおかしくなる操作をされた場合でも「その操作をするとそうなることは分かっている。容量の関係で対処が入れられないので、仕様書に注意書きを入れている」という説明ができます。
言い訳苦しく感じなくもありませんが、「チェックから漏れていた」よりも「対処はいれていないが、ちゃんと把握している」では、ユーザが受ける印象が異なります。
その印象が品質への評価につながりますので、仕様書を有効に使ってフェールセーフしておきましょう。
【雑談】蓬莱の豚饅
今日は出張で関西方面に行ってきました。
新幹線で通り過ぎたのを除けば、関西に降り立つのは実に3年ぶりのことでした。
久しぶりに関西に行くので、ぜひお土産に買いたかったのが、
「蓬莱の豚饅」
です。「551」と言った方が通りが良いかも?
料理関係のブロガーではありませんので、どう表現したらよいのか分かりませんが、とにかく美味しい。
「また食べたい」と思って幾星霜。
再び食べられる日がやってきました。
で、先ほど食したのですが...とっても美味しくて、とっても幸せでした。
4個入りを買ってきて2個食べたので、残りはあと2個。
明日も幸せな食事になりそうです。
自動車におけるフェールセーフ
自動車は地上を走るものなので、とにかく止まってもらえれば、
重大な事故にはほとんどならないため、
「故障が発生したらドライバーに知らせて、すぐに停車してもらう」
という考え方をしています。
航空機のようにしばらく飛び続けなければいけないということではありませんので、バックアップの仕組みは多くありません。
例外は、ブレーキに関する部分。
自動車を停車させるためにはブレーキが必要ですので、
エンジンブレーキやサイドブレーキなど、複数の仕組みが用意されています。
ただし、最近の自動車は高機能化していますので、
1ヶ所の故障ですべてを止めてしまうと、不便になる場合もあります。
そのため、故障した部分を使わなくても動ける機能は、極力使えるようにするという考え方をする場合もあります。