紅白歌合戦は国民的行事として復活するわけがない! | 復刻版

復刻版

栄光より挫折、成功より失敗、勝利より敗北…。

すると 

 

歴代ワースト視聴率だった
紅白歌合戦の記事が出ていた。
私は初めて全く見なかったが、
結局、世の中の人も一緒だった。

私が見なかった理由は、
当たり前のことだが、
見たいと思わなかったから。
これに尽きる…。

どうでもいい出演者だし、
注目すべき話題も無し。
かつ意味不明な選出方法では、
見たいとも思わないし、
見るわけがない!!

さて、紅白歌合戦といえば、
かつて大晦日の家庭の団欒に
なくてはならない番組であり
クラスメイトや友人、
隣近所の人や親戚まで
誰もが見ていた気がする。

でも、紅白歌合戦単独で、
というわけでもなく、
その前のレコード大賞から
後の「行く年くる年」までが、
一つの流れだったと思う。
見るのがセレモニーだった。

当時、歌謡曲を聴くとしたら、
テレビ・ラジオの放送以外では、
レコードを購入するか、

録音したものを聴くか、

他人から音源を借りるしかない。

聴く手段として、

今以上に歌謡番組は重宝がられて、

代表格の紅白歌合戦視聴が
行事になるのは必然であろう。

ところが現在では、
音楽ソフトは入手が容易だし、

ネットで聴きたい曲を何時でも
取り出して聴くことも出来る。

また、大晦日にテレビを見ずに

また、家族団欒とも

関わらないで過ごす人もいるし

他に娯楽は沢山あるのである。

そんな時代に昔のような
家族的な行事になるわけがない。
ましてや冒頭に記したように、
全く魅力が感じられない
凋落した紅白歌合戦は
国民的行事とは言えないし
役目は終わった気がする…。

上掲の記事の結びに、
『再び“国民的行事”として
復活する未来はあるのか』
なんて記されているが、
何て悪い冗談を!!
復活するわけがない!!

とはいえ、あんな内容であっても
最高視聴率は3割あるのだ。
行事として考えている人も
中には存在するのだろう。

でもやがて、そんな人も減り、
「紅白!」なんて大騒ぎしなくなり
単に大晦日の歌謡番組として続けて
いずれ消滅するのだと思う。
それも時代の流れだと感じる。