今だったら見ない正月番組 | 復刻版

復刻版

栄光より挫折、成功より失敗、勝利より敗北…。

令和初となった「紅白歌合戦」、
その平均視聴率が発表された。
2部はワースト記録を更新したそうだ。
でもワーストとはいえ37.3%もある。

昔に比べて娯楽が多様化し、
テレビが廃れゆく時代にしては、
立派な視聴率だと思う。
過去に拘ること自体が誤りだ。

ところで新春かくし芸大会 なぜ消えた
という記事が出ていた。
久々に番組のことを思い出したが、
無くなって既に10年経つという…。

そして、我が家でも見ていた。
大晦日は「紅白歌合戦」、
新年は「新春かくし芸大会」が定番で、
家族がテレビの前に集まって、
見るのが恒例となっていた。
ところが、ある時から見なくなった。

マンネリズムの極致というか、
演出がワンパターンで面白くないのだ。
尤も、あくまでも記憶なので、
見当違いかもしれないが…。

その一つが大技を演技するのが、
特定のタレントだったことにある。
一生懸命なのは分かるが、
素人の演技というよりも、
「新春かくし芸大会」の中で、
ある意味プロ化していた…。

そして、それが売り物になって、
その他の人とのギャップを感じて、
ワンパターンだと気付いて、

興ざめしていった。
そんな経緯で見なくなったのだと思う。

番組が消えてしまったのは、
必然といえるかもしれない。
そして、今でも続いてたとしても、
やっぱり見ないと思う。

Youtubeを見ていた方が面白いし、
注目する演技があったとしても、
わざわざ番組を見なくても、
多分、ネットで公開されるだろう…。

今は面白いものがあり過ぎる。
贅沢な悩みだが、「紅白歌合戦」同様、
楽しめるものに限りがあって、
一生懸命、テレビ番組を見た、
そんな時代が懐かしく思い出される…。