素晴らしい発明 | 復刻版

復刻版

栄光より挫折、成功より失敗、勝利より敗北…。

唸るような凄い発明を、
日々、目にすることがある。
そして、その発明に触れる度に、
思わず感心させられる…。

その1つが、「ミツカン」の納豆の、
たれとからしに使われている、
「押すだけプシュッ!と」
と書かれた容器(袋)だ。
「金の熟成」という商品で知った…。

メーカの画像を借用しました。


納豆のたれの容器(袋)は小さくて、
ちぎって出した時、
たれが手に着くことが多かった。
更にからしは小さくて、
からしの半分近くが手について、
忌々しい思いをしたことがある。

ところが、紹介した容器(袋)の凄いのは、
押して一定の圧力を加えると、
袋の一部が破れて、
たれが出てくる作りなのだ。
千切るわけではないので、
手を汚さずに済む…。

更に凄いと思うのが、
たれに一定のとろみが付いているので、
強く押しても、飛び散らないのである。
元のたれのままだったら、
勢いよく飛んで、周りを汚すと思う。

一見、ただの新容器(袋)にすぎないが、
破れるために必要な圧力や、
飛び散らないためのとろみ等、
開発に対する苦心が伺える…。

長年の容器(袋)が当たり前だと思って、
ユーザーは諦めていたし、
メーカーもコスト等の煩わしさで
目を向けなかったと考える。

それを、よくも簡単な仕組みで、
手を汚さない容器(袋)を思いついたものだ。
開発者の発想と苦心、
実用化させた熱意に天晴れである!!

また、「納豆」という元々の商品以外に、
同封のたれの容器(袋)にまで配慮する、
メーカーのお客様視線の考え方に、
これまた頭が下がる思いだ…。
よくぞ導入したものだと感心する…。