クリスマス自体は嫌いではないのです。








ひとりで過ごそうが、大勢で過ごそうが。




関係ないのです。








問題は。




次の日の通勤なのです。






雪の日だと、路面状況が悪いのでいやです。








あと






寒いからね(笑)






しかし、






クリスマスが雪の日だと






イルミネーションが映えてきれいなんだよね…。








もうクリスマスは終わっちゃったけどね。

入り口での会話もナンだし、中に入ることにした。





Aちゃんはわき目もふらずに目的のフロアへ進んでいく。


…突進していった。という表現がピッタリなのかもしれない。



さすが車内で爆睡してただけある。





それに比べ。
アタクシ、彼女の歩く早さについていけません…。





Bちゃんが心配そうに声をかけてくれた。



『疲れたでしょう?ゆっくり歩こう。』



ありがとう、Bちゃん

すごくあなたが天使に見えます…。





服を買って満足気のAちゃん





ふいに、くるり。と後ろを振り返る。



『今思い出したんだけど』



満面の笑みでこう言った。



『駅ビルにも用事があるから、ついてきてね』





…はい。わかりました。





二人はそう答えるしかなかった。
オロオロするBちゃんを見て


『ちょっと何?挙動不審だよ。』


と言ってきた。





いや、あのね。

普通この空気の状態、イヤでしょうよ?


…てか、私より空気読めないヤツここにいたよ。





心配そうに二人の顔を交互に見るBちゃんに


「大丈夫だよ。中に入ろうっか」


と声をかける。



うん。


にこっとBちゃんが笑う。

やっと笑顔になってくれた。
よかった。





中に入り案内板をみる。



ここは●階だから、目当ての店は1階と2階あたりか。




『あたし、この階とこの階見たいから。ここまで連れてきたから、二人には買い物つきあってもらうからねー。』


とAちゃん。



…え?
ここまで連れてきた…?


連れてきただと?


それじゃ誰なのかなぁ?
後部座席で爆睡してた人。



口に出して言えたらどんなに楽だろう。
心からそう思った。





『ちょっと言い間違ったよねぇ?』


Bちゃんが笑いながら言った。



ナイスです、Bちゃん。



『ん?そうだっけ?そうかもね』



あ、見事に流されちゃったよ…。