どうにかこうにか青森まで着いた。



アウガというビルの駐車場に車を止め、大きく息を吐いた。


「お待たせしました。さぁ、ここから歩きで移動しよう」


と二人に笑顔で声をかけた。
本当は仕事用スマイル。まさか友達といる時に使うとは思ってもいなかった。





『いやぁ、あのね。』



Aちゃん
また貴方ですか?!
何?!再度イラつかせるつもりですか!?



『私、以前からココ来たくて。服とかそういうお店いっぱいあるし。ここに駐車してくれてありがたいな、って』



ふぅん。そうだったのか。



イラつかせるつもり?とか思って悪かったな…



『しかし、車の中で寝たから快調、快調。…あ、なんで疲れた顔してんの?これから買い物するのに』




貴方が寝てる間、ここまで一人で運転したから疲れてんだよっ




言いかけたけど、やめた。
あと、前言撤回!



「さぁ。少し寝不足だからじゃないの?」

とだけ答えた。



この二人のやりとりを見て、オロオロするばかりのBちゃん。



ごめんね。あなたが悪いんじゃないのにねぇ。
青森を目指し、車で国道7号線を走行する。





最初は話しが盛り上がってたけど。



ふと気づいたら会話がなくなっていた。



二人の様子をミラー越しに見てみる。



Bちゃんは起きてるけど。


Aちゃんは口開けて寝てるし(泣)
せっかくの化粧が台無しだよぅ。



…てか。



寝ながらシートに頬すりしないでよ…
シート汚れちゃうじゃない(泣)





そんなこと思っているうちに青森市に入ったようだ。





「ほら!青森市についたよ!」



わざと大きい声を出す。





Aちゃん、さっきまで寝てたのに


すぐに目を開け


『青森市でオススメの場所は?なんだ知らないの?』


と言ってきた。





…はい?



否応なく運転手をさせたうえに、

周辺の店まで調べろと?




少しイラッときた。







とにかく駐車場を探さないと。


一方通行を逆走しないようにきをつけないと。



どの道を通ったかおぼえていない。



気づいたら、
駐車場案内板みたいなのがあって
今いる場所から一番近い駐車場をめざす。



そしてやっとの思いで到着したのが「アウガ」というところだった。
仲のよい友達2人Aちゃん、Bちゃんと



青森に遊びに行ってきた。


待ち合わせ場所に着くと



2人も車で来てるにもかかわらず



こちらがエンジン切るか切らないかのわずかな間に



こちらの車に乗り込んできた。


ビックリして2人の顔を見ると


満面の笑みで



『いやぁ、悪いねぇ』



と言ってきた。



否応なく往復の運転手に決められ、



なんかハメられた感じたっぷりだった。



ハイ。