入り口での会話もナンだし、中に入ることにした。





Aちゃんはわき目もふらずに目的のフロアへ進んでいく。


…突進していった。という表現がピッタリなのかもしれない。



さすが車内で爆睡してただけある。





それに比べ。
アタクシ、彼女の歩く早さについていけません…。





Bちゃんが心配そうに声をかけてくれた。



『疲れたでしょう?ゆっくり歩こう。』



ありがとう、Bちゃん

すごくあなたが天使に見えます…。





服を買って満足気のAちゃん





ふいに、くるり。と後ろを振り返る。



『今思い出したんだけど』



満面の笑みでこう言った。



『駅ビルにも用事があるから、ついてきてね』





…はい。わかりました。





二人はそう答えるしかなかった。