コネコネした土の塊 (no.3) | 日本舞踊の面白さを伝えたい

日本舞踊の面白さを伝えたい

ふきの会は20余年にわたり、日本舞踊を見たことのない方にも理屈抜きで面白く見ていただきたいと数々の作品を作ってきました。日本中そして海外の方々にも日本舞踊の面白さを伝えたい! 

こんにちは。
泉宙志(ちゅうし)です。

張り子の面「清姫」の製作過程を紹介中です~。


第一段階、油粘土で清姫の顔作り。


自分好みの若い娘さんの顔を作るぜぇ、えへえへ。なんて思ってますが、


その前に油粘土をコネコネして柔らかくします。これが結構一苦労。え!?これ柔らかくなるの?てくらい硬いです。腕パンパンです。すでに指が痛い。。。

もっと柔らかい粘土を使えばいいじゃん、と思うかもしれないけど、柔らか過ぎると上手く成形できない。ぐにゅっと形が崩れてしまう。折角細かい細工をしても崩れてしまうのは悲しいです。


(ただ、柔らかい粘土も最初は硬いね。。。)


基本手で成形するんだけど、自分の体温でかなり柔らかくなっちゃったりもする。え?最初と全然違うじゃん。こんなにやわくちゃ使えないよ、てなる。ていうかなった。




だから硬い粘土を使います!


(実はこの時使った粘土はちょっと柔めだったんだけど、12月だったからか平気だった。。。)



かっちこちだった油粘土がほどよい硬さになったところで、土台全面を粘土で覆います。土台に使った小面(こおもて)の目の位置などを気にしながら、粘土をモリモリ。目がずれると実際面をかけたときに何も見えなくなっちゃうから、目の位置合わせのために竹串を使いました。





目に竹串刺さってるの痛々しかったなぁ。





人によっては最初に色々スケッチするんだろうけど、僕はアドリブ、自分の手が動くに委せます。


設計図は描かない派。


ほんとは描いた方がいいんだろうけど、描いたようには作れないし。

というより上手く絵が描けない。。。

(ちょっと描いてみたし)





自分が納得するまでいじくり倒したところで、粘土タイム終了!


土いじりって楽しいね!!



面の原型が出来たので、ふきちゃんに写メです。

「土っぽくていいじゃん!」とのお言葉頂戴。
土着っぽい娘さんだと感じて頂いたようです。

 


ありがとうございます。
ですから。。。



つづく


泉宙志