こんにちは。
泉宙志(ちゅうし)です。
前回の投稿から間が開いてしまいましたが、、、引き続き「清姫の面」の製作過程をご紹介!
前回までに、
油粘土のお顔が出来ました!
ですがこれはあくまで原型です。
次は石膏でお顔の型どり作業!
家にある物で適当に土手を作り、石膏を流し込みます。
石膏は粉状で売っているので、水に溶いて使いますが、この粉が舞う!慌ててシャツの襟首に顔を埋めて、何かの広告で見たような、男性がタートルネックを鼻先まで被ってるやつで作業続行。石膏使うの、初めてです。
後で石膏と原型を剥がしやすくするために、原型に米油塗りました。(うちの常用は米油)
油粘土なんだし、油塗っても平気だよね?
石膏を流し込んで、、、
数十分後、
固まりました!!
ドキドキしますね。
原型と石膏の分離作業。
うまく型は取れてるかしら。。。
失敗してたらまたタートルネックです。
それに分離作業で原型が崩れてしまったら、さらに戻って粘土をコネコネ。。。
それは避けたい。
じゃん!
うまく型どり出来ました!!
油粘土の原型は崩れてしまったけど。
石膏の型が出来たので、次はいよいよ和紙を張りますよ~。
本来この凹型の型に、更に石膏流し込んで凸型の型を作るんだけど、僕は凹を使います。
何故かって?
凸型を使うと、顔の上にどんどん和紙を張り重ねていくので、折角作った細かい造形がどんどんぼやけてしまうんじゃないか、
と僕は思ったわけです。和紙を重ねれば重ねるほどにね。
そこで凹型を使うことにしました。顔の内側に和紙を張り重ねていきます。こうすることで、もとの造形をより細部まで再現出来るのです。
たぶん。
いざ!!とその前に、
まずは和紙をビリーっと裂きます。
ビリーっと、
ビリー
ビリー
ちぎり
ちぎり
ちぎちぎちぎり、、、
ひたすら和紙をちぎりまくります。。。
張り子のための素材作り。
ハサミやカッターで切るのはNG。張り合わせたときに継ぎ目がくっきり出てしまうから。手でちぎったときのモケモケした感じがよろしいようです。
数十分後、
大中小の紙吹雪の完成です!
舞台で降らす雪に見えるやつね
ってホントに雪に使われたら泣いちゃう。
つづく
泉宙志