日本舞踊の新作面日本舞踊に使う面の話が出たので、泉宙志作『日高川』の清姫の面と蛇体の面をご披露。和紙で創ったとは思えない完成度!蛇体の面は、般若(嫉妬と怨みがつのった女の顔)の面を使うのが一般的ですが、あえて「真蛇」の面を創ってほしいと頼みました。般若には耳があるが、真蛇には耳がない。これは般若はまだ人間の部分が残っているが、真蛇はもはや人間ではなく、完全に蛇体と化していることを表すのだそう。もはや人間ではなく、蛇体の鬼には、人の言葉が届かない。まさに聞く耳を持たないのです。右が清姫の面。左が蛇体の鬼愛した男に裏切られた執念は、清姫を蛇体と化す。一人の女の before & afterの顔が↑の2つの面