8７点
スーザンは夫とともに経済的には恵まれながらも心は満たされない生活を送っていた。ある週末、２０年前に離婚した元夫のエドワードから、彼が書いた小説「夜の獣たち（ノクターナル・アニマルズ）」が送られてくる。彼女に捧げられたその小説は暴力的で衝撃的な内容だった。才能のなさや精神的弱さを軽蔑していたはずの元夫の送ってきた小説の中に、それまで触れたことのない非凡な才能を読み取り、再会を望むようになるスーザン。彼はなぜ小説を送ってきたのか。それはまだ残る愛なのか、それとも復讐なのか――。
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これ、配信されてると知って思わず観ちゃいましたよ。
公開当時、劇場で観たんですが
ここには感想アップしてなかったですね。
二度目の観賞でしたが、やっぱり面白い！！！
役者が素晴らしい！！
恐るべきトム・フォードの才能！！！！('ω')ノ
観た人が後でいろいろ考察して楽しめる作品でもある。
復讐物語？愛の物語？
どっちでも取れるし、どっちでもないかもだし
どっちでもええやん、なのだ。(=ﾟωﾟ)ﾉ
20年前に別れた小説家の夫から、「これを読んで感想をきかせてくれ」と
まだ原稿状態の作品をいきなり送り付けてくる。
20年・・・・だよ。(=ﾟωﾟ)ﾉ
てか、その20年の間に何かしら交流があったのかな？？
家を知ってるわけだから、多少接触があったのか、
いや、スーザンの職業から検索して調べればわかるのか・・。
でも、家までは…わからないはず。
どっちにしても、そんなに会ってたとは思えない元夫婦。
（元カレでも私は、別れた相手なんかと会いたかない派。
まして、元夫婦って・・・なんで連絡してくんのさ
って思って観てました。(=ﾟωﾟ)ﾉ）
今の夫(アーミー・ハマー）と、うまく行ってないスーザンは
不眠症に悩まされているにもかかわらず、その小説を
のめり込むように読んでしまう。
その小説の中身と、元夫婦だった二人の過去（出会いと別れ）
そして現在の自分を
重ねて映画は進んで行くんですが。
そのあたり、混乱もせずに、うまく構成されてて
唸りました。
しかも、その小説の中身が！！！！(;O;)
とてつもなく嫌な話で・・・・。
ほんとにねー、その主人公の父親の心情に
観客は自分を重ねる状況に置かれて
ものすごい嫌な汗をかくのですわ。
あれ、主人公の父親の所業を
皆はどう見たのか？！！
私はあの父親とおなじような目に遭ったらば
同じように負け犬になったと思う。
仮にあの父親の「妻」の立場であったとして、助けに来なかった夫を
心で罵り、恨んだとしても
どちみち野獣たちのおもちゃにされて
ボロボロにされて殺されるだけだろう・・・
逃げ切ったおかげ？？で殺されずに済んで
後に復讐する機会を得たわけだし。
それでも、あの時の父親の心境の後ろ暗さと言ったらないわけで。
なんという話なんだ！！！！（小説の中身）
しかし、あれ、あってほしくないのに現実にありそうで
ほんまに怖い。胸糞悪い。
野獣を演じたレイと言う男を
アーロン・テイラー＝ジョンソンが演じている。
トム・フォード監督作の新作が観たい。
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