84点
ウィリアム・テルは軍人としてイラク戦争に出征したが、アブグレイブ刑務所における特殊作戦で罪を犯したため、8年間服役した。出所後、彼は独学で「カード・カウンティング」と呼ばれるカードゲームの勝率を上げる裏技を学び、ギャンブラーとしてカジノからカジノを渡り歩きながら生計を立てていた。
ある日、ウィリアムはギャンブル・ブローカーのラ・リンダと出会い、大金が稼げるというポーカーの世界大会への参加を持ちかけられる。彼女との出会いがウィリアムを、復讐と贖罪を賭けた人生の勝負へと駆り立てていく。(wikiより)
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好きな作品だった。
多分好みだろうなと、公開時から思っていた。
でも、主演のオスカー・アイザックのことはまるで知らなかったのだ。('ω')ノ
ポスター画像の彼の沈んだような静かな雰囲気がいい。
映画もどんより感が凄くて、フラッシュバックで出てくる
あの刑務所のシーンが強烈で。
上役の命令とは言え、自分の罪は決して消すことなどできないと
死んだように生きるだけのウィリアム。
独りの女性とかつての自分のような若者に出会い
墓場から甦る。
「あなたが過去に何をしていても構わない」
だからあなたを教えて・・・というティファニーと
抱き合い肌をこすり合わせて抱き合ったウィリアムが言うんだ。
「誰かに許されたら自分を許せる気がする」(そんな感じの事)
独りきりで閉じていた世界が、相手の存在を求めたことで
別の世界への切符を手に入れられた。
復讐の中で生きてきた若者を救ったのは
自分を救いたかったから。
この映画のラストを何となく予想はできたけど
あのシーンにはやはりしびれた。