売れる商品と売りたい商品(鳥取県庁の事件) | 1億稼ぐ美しい思考と美しいビジネスモデル達。 俯瞰思考と美しいビジネスの企て-集客売上アップの思考と作法

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集客テクニックや手法は何も生まない。「美しい橋」が架かっているか?美しい思考で美しい仕組みが出来ているか?日本一小さな県で、ネットを中心にプロディース業、会員制モデルなどを行っている田舎モノが儲かる、廃れないビジネスモデルや事例を語ります。

今日の地元の新聞に興味深い記事が。
県庁の入札で1円入札が問題視されていた。


県教育委員会が8月に行った印刷機30台のリース契約の一般競争入札で、県内の事務機器販売会社2社が、36円のリース料(1月あたり1円)で落札していたことが28日の県議会で取り上げられた。
平井知事は「合法ではあるが、不適当だ。インクや紙など、リース後の必要経費を含めて入札を行うようにしたい」と入札方法を見直す考えを示した。
県などによると、県教委が、9月から3年間、県立校など18校に印刷機を配備するため、東、中、西部地区ごとに入札したところ、参加した5社とも全地区で36円で応札。
抽選で東、中部地区はそのうちの1社、西部は別の社が落札した。

県によると、地方自治法施行令では、リース契約には価格の下限を求めておらず、今回の入札は合法だという。
1台あたり年間約40万円かかるインクや紙などの消耗品も入札しているが、平井知事は「トータルでいくらかかるかを比較検討しなければ公正な競争とはいえない」と話した。


相変わらず馬鹿げたことを言っているな。
平井さんはなんかドコかズレてんですよね。
いいこともするけど、どこかで「?」な発言をする・・

この問題は認識の問題だ。
利益をあげて食っている企業と税金で食っている人間との認識の差だ。

コピー機とコピー用紙があるとする。
99%の役所人はコピー機を「商品」と決め付ける。
そして「コピー用紙や消耗品」を「付属品」と決め付ける。
これが古い常識。
古い常識に縛られているワケだ。

商品と付属品という認識が実は業者と役所では真逆。
コピー機は付属品であり、コピー用紙、消耗品こそが商品だ。
保守や消耗品が実は「利益をとる商品、売りたい商品」
こんなのは一般企業にとってあたりまえ。

コピー機を買うのではなく
「コピーをとる環境を買う」という発想で見れば、
「コスト」という意識が出てきて当然。


でも彼らには、そんなの関係ない。
だって役所だから。
僕はこの部署に何年もいないから・・・みたいな。

昔も国でもこの例はあった。
富士通が0円入札で問題になっていましたし。
そんなコトも事前に知事は知らなかったのだろうか。。

例えば・・・携帯は「本体が実は付属品」であり、
「通信料」は「商品」なワケですね。
だから昔は0円で携帯を渡していたのですね。
街にでればタダで携帯って配られてましたからね。
今では考えられないですが、規制の入る数年前までは。

問題は「参加した5社とも全地区で36円で応札」という箇所だ。
なんだそれ・・・談合じゃん。





高枝切りバサミっていう商品があるけど、
あれもハサミを売りたいワケじゃない



じゃあなぜ雑誌でなぜあんなに宣伝するのか?

それは「本当に売りたい商品を売るため」である。
バックエンド(利益が取れる商品)を売るためだ。
つまりフロントエンド商品(一番先に手にとって貰う商品)なワケだ。

「高枝」というコトで「購入する人の属性」はハッキリしてくる。

高い枝があるということはマンション暮らしでもはないし、
高い枝があるということは「庭がある家庭」なワケだ。
庭がある→高い枝だがら庭は広い・・


つまり先に「高枝」という商品で販売してしまえば、
庭がある人(非マンション)のリストが集まる。
あとはそこにどんどん「利益率」の高いモノやサービスを売るのですね。
だから「枝きりバサミ」でなく「高枝きりバサミ」なのです。
高枝きりバサミは「売れる商品」であり、
その次に主力の「売りたい商品」を販売していけば、結果的に大きな利益が確保できるワケです。

・カーポート(車庫)の提案
・芝刈り機
・門扉のリフォーム
・住宅のリフォーム
・外壁のリフォーム

・・・・あくまで「入り口」に過ぎないわけです。
「ターゲットが利用するであろう商品」を利益が少なくても大体的に売るわけです。

要は「リスト構築」はとっても重要という事です。
いかにして見込み客リストを集めるか?
自社に相応しい顧客に「先に何を売るか」って重要ですね。

そして。。。
「売れる商品」と「売りたい商品」を必ず2つは用意するというコト。

売れる商品サービスと、
売りたい商品サービスは違いますので。
そこを分けないと上手く回らないですからね。
ビジネスって。

売りたいものばかりを積極的に販売、宣伝しても売れないのです。
逆に言えば「上手く行っていないのは売りたいもの」を売ろうとしているからです。

だから自社のサービスや商品で
「一番売れる商品」をまずは主軸とし、次に「売りたいもの」を売るべきなのです。

「売れる商品」と「売りたい商品」

この2つをまずは考え、見つけることが出来ているお店は儲かっています。
確実に。店舗型はとくにその傾向が大です。

そのためには「全体を俯瞰」し、
本当にそのサービスや商品を広めるには「何の媒体」を使い、
どんなステップでアプローチするのか?は極めて重要です。

そんな事をアレコレ考えるのが僕の仕事であり、とても楽しいわけです。w

商品によっては紙媒体の方がいいですし、
商品によってはWEB媒体の方がいいですから。
何でもかんでもネットが良いというコトはありませんので。









昨日は3時間ほど新規プロモーションの相談。
フォト関連(写真屋)の話しや展開をあれこれ。
この業界も実はかなり上手く、高利益を稼げる業界です。


例えばスタジオアリスなどの大手には出来ない方法や手法がたくさんあるから。
たぶんこの案件も利益率は驚くほど向上すると思います。
たぶん一人勝ちになります。

成功か大成功のどちらか・・・・そんな雰囲気です。