残念なオーナーは全勝を目指す件。 | 1億稼ぐ美しい思考と美しいビジネスモデル達。 俯瞰思考と美しいビジネスの企て-集客売上アップの思考と作法

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集客テクニックや手法は何も生まない。「美しい橋」が架かっているか?美しい思考で美しい仕組みが出来ているか?日本一小さな県で、ネットを中心にプロディース業、会員制モデルなどを行っている田舎モノが儲かる、廃れないビジネスモデルや事例を語ります。

僕たちは良い意味でも悪い意味でも「常識」というモノを教え込まれる。
くだらない人間ほど「常識」という言葉を使いたがる。
マナーなどは普遍的ではあるが、常識は変わりゆくものであり、過去のエントリーでも話したが、
「常識とは個々のモノサシの長さ」であるから、山本さんと田中さんの「常識」は違って当然なワケだ。
●常識を疑い必要性や思考>>


子は親を見て育つというが、その影響は計り知れないし、
とかく、教育を「どんな先生」から受けたか、職場で「どんな上司」と出会ったか?
社会人になった「周りにどんな人がいるか?」は非常に重要だとな,,,,と最近特に思うワケです。


常識とは「思考停止」している人の道具に過ぎず、
常に市場は変化しているワケで、過去の枠組みに捕らわれていると危険極まりないワケです。



仕事のやり取りでも強く感じるのだが、

常識でっせ!
この業界ではコレが常識ですよ!


こうゆーコトを繰り返し説いてくれる有り難い人によく出会う。
その度に「ああ、そうか。。。。この人は時間が止まっているのだな。。。」
と思うわけです。

ビジネスの負け方と勝ち方

さて、本題。

ECサイトのリニューアル案件や集客案件などが舞い込む仕事なので、色々な人に出会い、
中には非常にエクセレントな美しいビジネスを展開している人もいいます。
その数の倍くらいは非常に美しくないビジネスを展開している人もいるワケですが。。

表題のとおり「負け方が実は重要」というコトを理解していない、
もしくはそうゆー概念すら無い、、、、という人は結構いるのですね!!!



例えば100万の資金があって開業する。
で、残念な人は90万とか半分以上を「商品開発」などに費やすワケです。
良いもの良いサービスを提供すれば「人はやってくる」という妄想に駆られていますので。
でも残念なコトに僕のような田舎でも「新規顧客」を捕まえるコストは結構高いですし、
ネットでのコストも毎年急上昇。

商品サービスを売るには「見込み客」が必要なワケで、
それらも無いのに商品を最高級に仕上げても、それを誰にも提供出来ない、、、という笑えない結果になってしまうのですね。


市町村とか県を連携して商品開発とかサービス開発している会社って多いのでしょうが、
その大半はうまくいかない。。その原因はここにあるのですね。


「作るのがゴール」になっていて、
肝心の「集めて、さらにリピートしてもらう」というコトがゴッソリ抜けているワケです。



例えばWEBサイト。「ホームページ」なんて作る事自体には意味はありません。
「ホームページを作ってからがスタート」なワケです。
作る事が目的でなく、「作り、活かすコト」つまり「ホームページに息を吹き込む」というのが一番重要だし、それが無ければただの箱に過ぎませんので。


ただ残念なコトに多くのWEB制作屋さんは「作る事が売上げ」でありますから、
儲かるならせっせと他人のサイトなんか作らず自社でやればいいのに、
お客様に対して「WEBつくれば、儲かっちゃいますよ!!」という矛盾を繰り返しているのですね。



●1回のチャンスで全力全財産をつぎ込む愚かさ

いやあ、ギャンブラー多いですね。
どうゆーコトかと言いますと、こうゆーコトです。

すべての勝負に勝とうと思っている人が多すぎ。

無理です。10戦10勝なんてあり得ません。
僕たちみたいに豊富な資金が無い弱小会社は(笑)、勝負できる回数は最初は限られています。
だからこそ「上手な負け方」を意識しないと、キャッシュ(運転資金)も回りません。


最近思うのですが
「経営」とは「勝負できるチャンスを増やしていく」というコトでもあるなと思っています。
チャンスが増えるというコトは自分自身の成長の表れなワケですから。


最初は年に数回の勝負しかできない。
なぜなら資金も仕組みもまだ未完成、荒削りだから。

そこをクリアすれば年に20回とか勝負の場が設けられる。
そして上手く「小さく負けて」、「大きくかつ」。

投資と同じですね。
「損を小さく、利を大きく」というコト。
投資の市場と同じです。

勝つコツってのはすっごくシンプルです。
「市場から退場宣言(レッドカード)を食らわない事」です。
勝負に参加できるチャンスを奪われないコト。


すごく簡単な論理でありながら、多くの人は1回の勝負で資金を溶かしてしまったりしているワケです。

正気の沙汰では無いですね。。。

いきなりサイト作成に500万もかけてみたり、
勝たなくてもよい、撤退した方が良い局面で無理に戦ったり。。。。

4勝1敗でも利益も売上げも十分に出るのに、不思議ですね。
4回の負けて50万ずつ負ければ200万の損失です。
でも1回の勝負で200万勝てばトントン。

いかに小さく負けるか、つまり小さく失敗するってコトは「次に繋がる」というワケですね。

うまくいっている会社やオーナーは「勝ち方」も上手かもしれませんが、
それ以上に「負け方」が優れています。

その負けは次の「勝ち」への伏線となるワケです。

負けるが勝ちって言葉の真意はそこにあると思います。




結論。。。


小さく負けること。
1回の勝負で立ち上がれないほどのダメージを受けないこと(笑)

そのためには「テスト」を繰り返すこと。