武蔵野市の課題──「行財政改革と都市再生について」 | フカキミの……『いっぽいっぽ通信』ONLINE

フカキミの……『いっぽいっぽ通信』ONLINE

こんにちは、深田貴美子です。武蔵野市議会議員2期生、折々の活動報告や日々のできごと、思うこと……皆さん、いっしょに考えていただけませんか?

====================
2010年12月 第4回市議会定例会一般質問
====================

「行財政改革と都市再生について」として、大きく2分野について、質問をしました。

1)老朽化した資産マネジメントとして、水道事業の都との一元化の進捗状況を問う
→事務的な課題整理をし、都との正式な協議に向う。

2)PRE(公的不動産経営戦略)の観点から、今後の社協と公社の事務所移転の見解を問う
→場所ありきではなく、事務所機能と使い勝手をよく検討する

3)施設マネジメント白書作成は、公会計制度改革等を踏まえ全庁的に取り組むべきだが見解を問う。
→資産評価は、帳簿価格とする。企画調整、財政、施設各課と連携を図り、全庁にデータを周知する。

4)教育の質を高める教育現場へのICT導入後の、現場の現状と課題を問う
→現場の声を聞き、管理システムの導入に終始せず、教育の質の向上を目指す。

【課題】

1)武蔵野市における未利用地・低利用地は、現在合計55件、総面積12,705.68m2。ほぼ東京ドームグランド(約13,000m2)、公共施設については、現在約130施設、160棟、33万m2にのぼり、そのうち築後30年を超える建物が40%を超える状況にあります。

2)三鷹市では、今後目指すべき自治体経営の基軸として、平成23年度からPRE戦略のもと、公的不動産および公共施設の管理運営を「経営」の視点を持って導入予定です。また習志野市も、文教都市として増設した公共施設の適正化を図るため、施設マネジメント白書を作成し、今後の自治体経営に望むとしています。(2010年11月17日、習志野市ヒアリング/11月25日、三鷹市ヒアリング)

3)本市は、2010年11月に「今後の公共施設の在り方」の行政報告がありましたが、考え方の基礎となるデータ=「施設マネジメント白書」は、平成22年度中に作成する予定で、順序が逆になってしまいました。しかしながら、やり始めた以上は、中途半端なデータではなく、武蔵野の将来展望を見通せるだけのデータを作成するべきだと考えます。

4)PRE戦略に基づき、吉祥寺をはじめとする3駅圏のまちづくりも考えるべきではないでしょうか。特に、駅周辺の再開発については、大規模土地所有者の方々のご協力なくしては、将来展望が見渡せない自治体です。