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2009年03月 第1回市議会定例会一般質問
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「個を尊重する武蔵野のまちづくり」として、庁内人事の多様性と雇用対策と災害時の福祉避難所について質しました。
1)本市のダイバーシティマネジメントについて、1意思決定の場への女性参画推進の方向性や目標値は。2市の女性職員のキャリア形成や管理職比率向上の取り組みは。3多様性を行政の活性化につなげる具体策は。
→1ヒューマンネットワークセンターでの人材育成や、目標値を今後検討する。2研修の実施や配置を配慮するとともに、比率倍増を目指す。3人材重視の採用やキャリア育成を推進するほか、派遣研修等を行っている。
2)社会的弱者を救う福祉避難所の整備は。
→手引きを作成し、住民主体の避難所運営を行うほか、社会福祉施設管理者と協議し、福祉避難所指定の拡大を具体的に協議する。
【課題】
1)本市には、女性の部長がおりません。課長が2名いるだけです。本庁のデータによれば、平成17年以降新卒女性職員採用が男性職員採用数を上回り、平成20年度は女性比率が54.1%を記しています。一方、係長から女性比率は3割弱と激減し、平成20年度部課長における女性の比率は5.3%となっています。「ダイバーシティ(多様性)&インクルージョン(包摂)」な組織づくりは、すでに民間企業では、組織の効率性を高めるとして導入されています。急速なグローバル化や高齢化が進み、社会が大きく変容する中で、様々な異なる価値観を持つ人々の違いと同質性を互いに認識し、それぞれを受け入れ尊重することの大切さが求められています。人種、国籍、居住地、性別、年齢、教育、母国語、未既婚、身体的特性などの属性面での多様性の量と質の充実は、考え方や意見・見解の多様性を広げ、組織や集団の成果と向上につながります。本市における庁内での男女共同参画を実現するための女性職員の配置と登用およびキャリア形成の現状、障害者雇用による職場環境の充実、自由闊達な意見交換を担保する組織運営における「多様性」の現状と課題に迫りました。
2)厚生労働省では、平成9年「大規模災害における応急救助の指針について」において、各自治体に二次避難所としての「福祉避難所」設置を要求し、「福祉避難所設置・運営に関するガイドライン」(平成20年6月)を参考に、障害者施設・高齢者施設等を「福祉避難所」と位置付け、各自治体の地域の実情にあった災害時要援護者支援体制づくりを求めています。本市の協定が進んでいないことから、早急に連携協定を求めます。
「地域防災計画」第3部第8章第7「動物愛護」では、多くの動物飼い主が、動物とともに避難所に避難してくることを想定しています。三鷹市では、武蔵野三鷹獣医師会等との協力を確立し、ペットも安心して避難所生活できるよう進めています。ペットも家族です。