武蔵野市の課題──「教育現場の情報化を求める」 | フカキミの……『いっぽいっぽ通信』ONLINE

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こんにちは、深田貴美子です。武蔵野市議会議員2期生、折々の活動報告や日々のできごと、思うこと……皆さん、いっしょに考えていただけませんか?

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2007年12月 第4回市議会定例会一般質問
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「教育現場の情報化を求める」として、市内小中学校における情報化の現状と展望および本市の情報化計画について質しました。

1)学校におけるIT化について、1国が1人1台を目標としている教員用コンピュータの整備率は。2環境やIT技術に依存せず、安全に活用できるシステムの整備は。
→1小学校各5台、中学校各2台の低水準だが、武蔵野市総合情報化計画に位置づけ、校務用情報システム構築の検討を始めている。2サーバを基盤としたシステムや情報の暗号化等セキュリティ中心で検討する。

2)平成17年度策定の武蔵野市総合情報化基本計画の達成度はいかがか。
→おおむね順調に達成している。社会情勢や本市の情報化推進状況等を勘案し、19年度中に第二次計画を作成する予定である。

【課題】

◎市内小学校の先生が、外部記憶媒体(USB)を失くしたことがきっかけで、本市の教育現場の情報化の実態が調査で分かり、国が求める20%にしか達成していないことに驚きを禁じえませんでした。私は事故にあわれた先生が気の毒でなりませんでした。いまどき、先生方がご自身のパソコンを学校に持ち込み、USBでの対応を図られていること自体が、そもそも市と教育委員会の怠慢です。

◎学校は個人情報満載です。システム導入にあたっては、セキュリティをどのように担保するのかが問われます。サーバでデータの安全を確保しながら、誰にでも使えるノウハウ情報が提供される「サーバ・ベースド・コンピューティング」のシステムは、利用者のIT技術レベルを問わないネットワークの構築の点で、多くの利点があると考えます。

◎高度情報化社会を生きる子どもたちは、情報を読み解く力=情報リテラシーが必要です。まずは、早急な予算獲得と実現にむけて市は最大限の努力をすべきと考えます。