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2007年09月 第3回市議会定例会一般質問
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「すべての子どもが支えられる子育て支援施策の充実を」として、かねてから児童福祉が抜けている本市の「地域福祉計画」について、考え方を質しました。
1)病後児保育施設の増設についてうかがう
→現在は西久保に1か所あり、昨年度に比べ利用者が増加傾向にある。市内全域からは利用しづらいので、適切な場所や希望があれば、前向きに増設を検討したい。
2)子育て支援推進のため、児童福祉を地域福祉総合計画の中に位置づけるべきでは
→子育てプラン武蔵野の中で、子育て、教育、福祉、保健衛生、まちづくり等、総合的な計画を策定しているが、児童福祉の整理の仕方については、今後検討したい。
他に、障害児の地域での居場所、大学生等によるサポーター事業について質問をしました。
【課題】
◎子どもが病気の時ぐらいは、本来仕事は休めるべきだと思いますが、大事な会議や商談の時にかぎって子どもは熱を出すものです。看てもらえる実家を動員できない方にとっては、いざというときの駆け込み寺は必要ではないでしょうか。
◎武蔵野市ではなぜ子育て中の親同士で活動する「子育てサロン」がなかなか生まれてこないのか・・・が私の研究の関心事でした。多くの自治体は、「健康福祉関連部」に「子育て支援」を内包しており、「地域福祉計画」の中に児童福祉を位置づけて、地域での子育ての支援体制を確立しています。世田谷区は「子ども部」を設置し、市長部局と教育委員会の連携はもとより、外郭団体の社会福祉協議会との連携のもと、地域全体で子育てを応援しています。例えば、小さなサークル活動にも月2回までは活動費用を助成(1,000円/1回)することは、活動を応援する大きな資源となっています。本市は「0123事業」で有名になりましたが、国の求める「サロン事業」を館の中に内包していては、なかなか市民の居場所にはなりません。つっかけサンダルでちょっと立ち寄れる「居場所」づくりを進めたいと思います。