『 救世観音 』 | みらくる☆彡

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救世観音(くせかんのん・ぐぜかんのん)
 
 国宝観音菩薩立像(救世観音)は
八角円堂で知られる夢殿のご本尊で
秘仏として長い間人目ん触れず過ごしてきた仏像です。



 飛鳥時代に造られた樟の木の一木造りです。

像178.8cm、
下地は漆を塗り、白土地に金箔を押している。

保存もよく、
いまなお金色燦然と、
当初の漆箔が輝いています。

独特の体躯の造形を有し(体躯がやや扁平で、S字状のポーズ)、
杏仁形(アーモンド形)の目や古式な微笑みをたたえる表情は神秘的で、
手にはすべての願いがかなうという宝珠を持っています。

 761年(天平宝字5年)の記録に
「上宮王(聖徳太子)等身観世音菩薩像」とあり、
聖徳太子の等身像ともいわれて秘仏であったが、
明治17年アメリカ人の学者フェノロサと近代美術の先駆者、
岡倉天心によって像を幾重にも覆っていた長い白布が除かれ広く世に知られるようになりました。

当時、この秘仏の白布をとることは、
聖徳太子の怒りに触れ、
大地震が起こると言われていました。

そして天心とフェノロサが布をとるとき、
法隆寺の僧たちは恐れをなして、
逃げていったと言います。

春4月11日~5月18日、
秋10月22日~11月22日 の期間、
夢殿本尊特別開扉されます。