FUJIYAMAめだかです
先日、ご質問で
「異種交配のF1では優性遺伝子が現れて、全て同じ表現になると思ったら、F1から色んな表現のメダカが産まれましたが何故ですか?」
という内容のご質問が来ました
※F1とかの意味がわからない方は
下を先に読んでみて下さい
結論から言いますと種親に
ヘテロの個体を使うと
F1から表現がバラけます
※ヘテロの意味がわからない方は
下を先に読んでみて下さい
確かに以前ご紹介した
メンデルの法則(顕性(優性)の法則)では
F1では顕性遺伝子が現れるので
黒メダカと白メダカの掛け合わせF1では
全てが黒メダカとなります…
と、ご紹介しました
ただし、よ~く読んでいただくと
「ホモ同士のF1では全て顕性が産まれる」
…と書いてあるのですが、使った種親が
ホモではなくヘテロだった場合は
黒メダカと白メダカのF1個体も
全て黒メダカにはならずバラけます
もう少し詳しくご説明すると
仮に黒メダカをAAとして
白メダカをaaとしたホモ同士の場合
(※黒メダカ♂の体色は本来はBBRRですが
わかりやすくAAとして説明します。
※白メダカの遺伝子も本来はbbrrですが
わかりやすくaaとして説明します。)
ただし、使った黒メダカが
見た目は黒メダカでも
遺伝子がAa(ヘテロ)だった場合
(黒メダカ)Aa×aa(白メダカ)
なので子供は
Aa,Aa,aa,aa
となります
Aaは大文字のAが入っているので
黒メダカとして産まれ
aaは白メダカとして産まれます
そんな感じでヘテロの親を使うと
F1からバラけてきます
…とは言え
見た目ではAAもAaもわかりません
完全にAAみたいに固定されるには
20世代くらいの累代が必要なので
もし、イメージ通りにやりたい場合は
なるべく累代が重なった個体を
使う必要があります
ただ、改良メダカの場合は
潜性遺伝子の表現の個体も多く
(松井ヒレ長やアルビノも潜性です)
そう言った個体は
潜性ホモにならないと
その表現にならないので
累代が重なっていなくても
ホモ接合になっています
昔のメダカは優性遺伝子の表現でも
かなり固定化されたメダカが
多かったのですが、最近は
あまり固定化されていなくても
リリースされる事が多いので
今回ご説明したような事も頭に入れて
やってみると良いかもしれません
ただし、凄いメダカは
思いがけない掛け合わせで産まれてきたり
メダカを良く見る事で発見されるので
思い切った掛け合わせや
観察も凄く大切だと思います
以上
F1でもバラける理由
でした
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