フジヤマ時計店 時計修理職人の日記 掛
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穴詰めの様子と仕上がるまでの手順


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9.穴詰めの工具です。

  金床(左上) ルーペ(右上) ハンマー(中) 自作細工のカシメ用タガネ二本(下)


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10.ホゾ穴を詰めます(カシメる)。



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 同じく、ホゾ穴詰めで、ポンス台を使う方法です。

(画像を回転できないので、このままで横にして見てね(・・。)ゞ



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11.穴詰め前のホゾ穴



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12.穴詰め後ホゾ穴


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13.穴詰め(カシメ)の終わった上板全体です。


14.この後、組み立てて調整をしします。


15.調整が済んだら、箱や文字板(モジイタと読む)、針などのクリーニングをします。


16.10日間程ナラシ運転をします。


.16.ナラシ運転の後、約一週間かけて時間調整とその他の微調整をし、三週間程でお客様渡しとなります。


はぁと くれぐれも、時計屋の手ほどきを受けずに、趣味で分解掃除するのは爆弾しょぼんドンッお止め下さい。

ゼンマイを戻して、バラシます。


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6 ゼンマイ戻し器をしっかり持って、ゆっくりと戻します。

  ヾ(@°▽°@)ノ慌てると、大怪我をしますし、機械も修理不能なほど壊れますしょぼん

  ひらめき電球全舞(ぜんまい)と書くのが一般的ですが、正しい漢字は発条です。

    なお、時計用語としては、JIS-日本工業規格 B 7010-1954 により片仮名で「ゼンマイ」と書きます。


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7 洗浄 古い油やその他の汚れをベンジンで擦り落とします。

  ドンッベンジンは引火しやすく、引火すると爆発的に燃えるので扱いは要注意です。


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8 洗浄後、機械部分の部品をすべて並べてみました。

  目ゼンマイについては組み立て後、出来るだけ弛めて、今は巻き締められている内側の汚れを再度擦り落       

    して、スムーズに解けるように調整します。


続きは、次回です。


掛時計の分解掃除の続きです


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1 ゼンマイのガードを外す


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2 打方用のテコやかう数取りカムを外しました



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3 ゼンマイを解くための工具です

  ゼンマイを針金などでしっかり


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4 ゼンマイ戻し器で巻き鍵をしっかり持って


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5 コハゼばねを外し、コハゼを外し、ゼンマイがゆっくり戻るようにゼンマイ戻し器を保持しながら完全に戻し

  まう


ドクロ4と5を、素人が勝手にやると、機械が壊れるだけでなく、ゼンマイがはじいて指を飛ばすような大怪我をしま     

  す。絶対に、見よう見真似でやらないでください。