今回のゲストはサニーデイ・サービスの曽我部恵一さん。
全曲というわけではなく、要所要所で登場してギターやコーラスで参加してました。
バンド全体のバランスや雰囲気を考慮してか、割と控えめな演奏だったと思う。それが結構ハマっててて、すごく聞きやすかった。
大好きなあの曲やあの曲、たくさんやってくれてたまにウルっとくる瞬間もありました。
1時間半はあっという間でした。
僕が空気公団の音楽に触れるようになったのは8〜9年前から？だったような。
初期の頃の音源は廃盤になってるものが多く、バンド式のパーやんや、いつも行ってるスタジオマジックの宮田朗さんにCDを借りたりして聴いてました。
4年前に音楽活動もろもろにどっと疲れが出てしまい、自身のライブ活動を完全に休止してた時期がありました。
「あたらしい町」の人みたいに、テレビやネットも見ず、人とも極力会わず、すごく静かで質素な生活をしていて、音楽もほとんど聴かなかった。
けれど、空気公団の音楽だけは聴くことができた。それは、今まで必要だと思ってがんばって抱え込んできたものに押しつぶされそうになって、もうこれ以上何もいらん！なっていた中で、すごくさりげなくスーっと入ってきて、寄り添ってくれるような音楽でした。
文字どおり空気のような存在にとても助けてもらったような気がする。月並みな表現だけれど、すごく癒されたんだろう。
ライブを聴きながら、その時の事を思い出したりしてました。
きっと他のお客さんもそれぞれに曲と思い出が結びついていて、曲を聴きながらそれを思い返してる人もいたんだろうな。
MCで「これから30周年、40周年のライブができれば」と話していたけど、ほんまにそうであってほしいです。
というか、普通にやれてそうだなと思いました。
何だかただのファンの雑記みたいになってしまったけど、僕の中の空気公団熱はこれからもひっそりと地味に続いていくんだろうなぁと感じた20周年ライブでした。
