動物が終末期になった時に
自分で食べなくなって
水も飲まなくなってくると
体は旅立ちの準備をはじめて
きてるんだけど
「食べさせてあげると食べます」
「口の中に入れるとイヤがらずに
食べてくれます」
って時はどうなのか？
ぼくは口の中に入れても
イヤがらずに食べるのであれば
まだ、食べ物を飲み込む体力が
あるんだなって評価してる。
食べ物を飲み込めんで
消化していいうんちが出るなら
消化管は動いてるし、機能してる
からまだいけると思ってる。
ホントに体が受け付けなくなると
飲み込むことも難しくなるし
消化管が動かなくて
機能しなくなると
消化できないから吐いたり
下痢したりするようになるのさ。
そうなると体としては旅立つ
準備に入ったなって判断してるのさ。
液体の流動食の場合は
液体って口の中に入ってくると
反射的に飲み込んでしまうことも
あるので
液体の流動食であれば
1日必要なカロリー数をみたす
ぐらい食べてるかどうかをみてる。
ちょっとしか飲まないのであれば
それは「食べてる」とは言わない。
動物が食べなくなると
鼻からカテーテルを入れたり
食道にカテーテルをつけたり
して、そこから胃に流動食を
入れて栄養を確保することも
あるけど
それは終末期にはぼくは
やらない。
それをすることで回復して
治るならやるけど
終末期にそれをしても延命にしか
ならないし、動物を苦しめる可能性
があるからぼくはやらない。
前は一応、飼い主さんに提案して
少しでも延命を望まれる場合は
やってたけど
カテーテルから流動食を入れると
旅立つタイミングがわからなく
なるから最近は提案もしてないや。
ぼくら飼主は動物の終末期に
食べさせてあげることで
動物に何かやってあげてる
喜びにもなるよね。
何もできない
何もすることがない
と言うのは結構つらい。
食べさせてあげることで
イヤがらずに食べてくれるなら
食べさせていいと思う。
介護される動物よりも
介護するぼくら飼主の喜びも
大事だとぼくは思うから。
今日もありがとう
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