動物の病気の治療の時に
皮下点滴をよく使うんだけど
食欲が減って、脱水して
肝臓や膵臓、腎臓などの
内臓が悪くなってると
皮下点滴をする。
若くて元気な時はそれで
いいんだけど
ハイシニアで、終末期の時や
慢性腎臓病の末期の時に
皮下点滴を入れ過ぎると
調子が悪くなる子がいる。
皮下点滴して調子悪くなるって
どう言うこと！！
皮下点滴は調子をよくするために
するものなんだから！
腎臓の値を下げるために皮下点滴
しないといけないんだから！
皮下点滴して調子悪くなるなんて
おかしい！
ってフツーの獣医さんは思う。
オンライン相談やDMなどで
「皮下点滴すると調子悪くなる
からやめたいんです」
「皮下点滴しない方が
調子がいいのでやめたいと
先生に相談するとそんなこと
すると危なくなりますよ
と言われるんです」
って相談受ける。
まぁそれがフツーの獣医さんだね。
フツーの獣医さんは皮下点滴が
必要だと思ってる。
血液検査の数値だけみるから
そんなことになるのさ。
段々痩せてきて、体重も減って
代謝も落ちて、臓器も弱って
来るから
それに合わせて皮下点滴の量を
減らさないといけないけど
血液検査の数値が悪くなるから
皮下点滴の量が段々増えていく。
そんなことしたらそりゃー
「皮下点滴したら調子悪くなる」
ってことになるのさ。
通常の医療だと脱水させるのは
ダメなんだけど
実は、ハイシニアや終末期
慢性腎臓病の末期の時などは
少し脱水気味にしてあげた方が
体は楽だったりする。
皮下点滴止めた方が元気に
なる子がいるのは脱水気味に
なって元気になったりするのさ。
そんなことフツーの獣医さんは
知らないから「点滴止めたらダメ」
って言われる。
脱水気味にした方が楽になる
なんてフツーは思わないね。
それを知っているか、いないか
で変わってくる。
こういう教科書に載っていない
ことはフツーじゃない獣医さんの
方が知ってることが多いのさ。
フツーじゃない獣医さんって
口コミでは広がらないから
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