ハロウィンにオーメン記念の
大質問大会の質問もこれで
最後になるよ。
質問くれた皆さんありがとうございます。
感謝します。
今回は不妊手術による影響の話だね。
去勢手術や避妊手術をすることで
性ホルモンのバランスが崩れることは
確かだね。
基礎代謝が落ちて肥満になりやすい
とか
犬の避妊をした後に女性ホルモン
が減少して尿が漏れちゃうとかあるね。
人のように女性の更年期障害の
症状や男性の更年期障害の症状が
犬猫でもでてるのかどうかが
わかりにくい。
もちろん更年期障害のような
症状がないとは思わないけど
わからないぐらい。
人ほど激しい症状にならないのと
見た目に更年期障害の症状か
どうかわかりにくいってことが
あるね。
東洋医学で考えるとちょっと違うね。
不妊手術をすると「氣」や「血」
の流れが悪くなって
肝臓の「血」の貯蔵が少なくなって
肝臓の「血」不足になるんだ。
肝臓の「血」が少なくなると
疲れやすくなったり
あまり運動しなくなったり
イライラしたり
怒りっぽくなったり
考えるんだ。
だから東洋医学では直接的な
影響じゃないけど
不妊手術することで「氣」や「血」
に影響が出て肝臓で「血」が
不足すると影響が出るって考えるね。
疲れやすくなったり
イライラしたり、
怒りっぽくなったり
強暴になったりするのは
人の更年期障害と同じような症状だ。
犬猫の場合は更年期障害って言う
診断をすることはないけど、
東洋医学の肝血虚は、
更年期障害と同じような症状だね、
そう考えると不妊手術の影響は
直接的じゃないけど間接的には
起こる可能性があるね。
質問の方が言うような
男の子で去勢手術すると大きく
なれず生きていかないとか
女の子が避妊手術すると
ホルモンのバランスが崩れてダメとか
はないね。
これは昨日の予防薬の話より
難しい。
動物の本来あるべき姿ではない
状態に予防的にする処置に
なるから
犬猫にとってはいいのかどうか
正直わからない。
うちの猫も避妊手術をしたけど
飼う側からすると
発情は来ないから発情の度に
鳴いたりしないから近所迷惑に
ならないし
乳腺癌の発生する確率はほぼないし
発情が来て
「雄と交尾したいんじゃー」
「出してくれー」って叫んだり
しなくて穏やかに過ごしてる
猫の乳腺腫瘍はほとんどが
悪性だからそれがなくなるだけでも
オレは避妊手術してよかったと
思ってるけど
猫にとってはどうなんだろうね。
飼主の都合っちゃ都合なのかね。
今日もありがとう
人間より動物好き獣医
シワ神シワ男
●自分が所属しているペットの健康を守る会の有志の先生方と本を書きました。
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