犬猫の予防医療と過剰診療の境 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

昨日、予防医療の積極的治療の話を

したけど、

 

 

 

予防医療と過剰診療の境が難しくて

予防医療が病気にならないように

できたり、

 

 

積極的に食事療法を取り入れる

ことによって病気の予防ができたり

していいと思うんだけど、

 

 

 

それはやり過ぎで過剰診療だと

いう先生もいらっしゃる。

 

 

自分は慢性腎臓病ステージⅡで

食事療法を始めたり、

漢方薬を始めたりして

 

 

薬物療法をする前に予防的対応

をして進行を遅らせようとするん

だけど、

 

 

他の先生のところで

「そんなのやりすぎだよ」

「やめた方がいいよ」って

 

 

飼主さんが言われることがある

みたいで止めちゃう飼主さんが

いらっしゃる。

 

 

潜在性甲状腺機能低下症と

思われる子も

食事療法を始めたり

漢方薬を始めたりして

 

 

薬物療法を始める前に予防的

対策をするんだけど、

 

 

「これぐらいならそんなの必要ないよ」

「やめた方がいいよ」って

 

 

言われて止めちゃう方が

いらっしゃる。

 

 

それはそんな風に言われたら

飼主さんも止めるわなーって思うね。

 

 

オレが

「進行性の病気だから

早めに対応していくことで進行を

遅らせることができるよ」と

 

 

説明しても最初の段階だと

他の先生にそういう風に言われると

 

 

症状もないし、元気だし別に

いいかなーって思うわな。

 

 

それぐらいならいいんだけど

「やり過ぎだ」「止めた方がいい」

って言われると

 

 

飼主さんによっては

「あそのこ病院は過剰診療だ」

「あそこに行くと必要のない

治療をさせられる」

「必要のない治療で金儲けしてる」

と言う方もいらっしゃる。

 

 

 

まぁオレと飼主さんの信頼関係の

問題なんだけど

 

 

信頼関係が築けていない飼主さんは

そうなっちゃう傾向があるね。

 

 

予防医療と過剰診療の境が先生の

考え方によっても違って、

 

 

統一してればどこに行っても同じことを

言われれば飼主さんも「そうなんだ」って

思えるけど、

 

 

言うことがあっちでもこっちでも

違うので、飼主さんは困るよね。

 

 

確かに予防医療は今のことじゃ

なくてこれから先の将来のことに

対する対応だから

 

 

今しなくても犬猫はかわらないし

元気だし、食欲もあるし、問題ないから

過剰診療と言われればそうなっちゃうね

 

 

自分はその先がどうなるかを知って

るけど飼主さんは前に飼ってて

 

 

腎臓病でなくなったとか

甲状腺機能低下症になったとか

経験してないとわからないから

 

 

この子がこの先どうなるかが

わからないと説明されても実感が

わかないよね。

 

 

その辺が予防医療の難しさでも

あるね。

 

 

昨日の記事

犬猫の予防医療の積極的治療

 

 

 

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