犬猫の慢性腎臓病で呼吸が早くなることがある | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

おはようございます。

人間より動物好きの獣医

シワ神シワ男です。

 

 

犬も猫も慢性腎臓病が多くなったね

 

 

犬猫も長生きをするようになって

慢性腎臓病になっっちゃう子が

増えたね。

 

 

慢性腎臓病が原因で呼吸が

早くなることがあるんだ。

ビックリじゃない。

 

 

先に言っておくけど今日の話も

難しい。

途中で読むのもイヤになると思う。

 

 

ただ、慢性腎臓病が原因で

呼吸が早くなることがあるのを

知っておいてほしい。

 

 

獣医でもわからない先生がいるから

飼主さんが知っておけば、

病院を変えることもできるよね。

 

 

普通の血液は若干アルカリ性

なんだけど、

 

 

腎臓から酸をおしっこに出して

血液を若干アルカリ性に保って

いるんだ。

 

 

(これだけじゃないけどね)

 

 

慢性腎臓病になると血液中の

酸が腎臓からでなくなって、

血液中の酸が増えて

血液が酸性になっちゃうんだ。

 

 

そうなると血液がアルカリ性に

保てなくなって問題が起こるんだ。

 

 

それを代謝性アシドーシスって

言うんだ。

 

 

腎臓が悪くなって血液が酸性に

なっちゃうから、

 

 

体としては何とか血液を若干

アルカリ性に戻そうとするんだ。

 

 

腎臓ができないから肺で戻そうと

するんだよね。

 

 

肺で二酸化炭素を出して血液を

若干アルカリ性に戻そうと

するんだ。

 

 

呼吸を早くして、体の中の

二酸化炭素を出して血液を若干

アルカリ性に戻そうとするんだ。

 

 

だから呼吸が早くなっちゃう。

 

 

結構苦しそうに呼吸を早くするから

肺に問題があるんじゃないかと

思ってレントゲンを撮るんだけど

 

 

肺にはなんにも問題がないのに

呼吸が早いんだ。

 

 

そういう時は血液ガスっていうのを

測って血液が酸性になってると

代謝性アシドーシスになってるのが

わかるんだけど、

 

 

血液ガスが測れる機械を持ってる

病院は少ないし、うちにもないから

 

 

血液ガスが測れる病院に行って

もらって血液ガスを測って

もらうんだ。

 

 

慢性腎臓病になると

代謝性アシドーシスって言う状態

になることがあるから

 

 

慢性腎臓病になっていて

呼吸が早くなって、レントゲンで

肺に異常がない時は

 

 

代謝性アシドーシスが原因で

呼吸が早くなってることもある

んだよね。

 

 

慢性腎臓病から呼吸が早くなる

なんて思わないよね。

 

 

獣医の中でも思わない先生も

いるから注意なんだよね。

 

 

慢性腎臓病の犬猫を飼ってる

飼主さんはそう言うこともあるのを

知っておいて。

 

 

それが大事な家族を守ることに

繋がるから。

 

 

 

 

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