こんにちは。
人間より動物好きの獣医
藤原です。
体はストレスに対して
対応するようにストレスホルモンを
出して、
ストレスに対応しようと
するんだけど、
ストレスが地味に持続的にかかって
いるとストレスホルモンがずっと
出続けることになる。
常にペットに地味なストレスが
かかってるという状態ね。
常に地味なストレスがかかっている
から体も何とか対応しようとして、
ストレスホルモン出して
頑張って維持しようとする。
地味なストレスなので、
飼主さんもわかりにくい。
明らかなストレスというものなら
わかりやすいが、地味なストレスは
わかりにくい。
それでペットも過ごしてしまうし
それで平気な顔して過ごしちゃう。
でも、ちびちびとストレスホルモン
を出して維持しなければ
維持できない状態になっている。
そういう子は副腎皮質機能亢進症に
なりやすい。
副腎皮質機能亢進症は
ストレスホルモンがいっぱい
出てしまう病気。
それは下垂体という臓器か
副腎っていう臓器に問題が
あってストレスホルモンを
沢山出してしまう病気。
通常では、下垂体が過形成って
いって大きくなったり、
腫瘍になったりするか、
副腎が腫瘍になったりするか
下垂体か副腎かどっちかに
問題があってなる病気。
下垂体が大きくなってしまうと
いうことは、
下垂体をいっぱい使ってる
ということ。
下垂体をいっぱい使うという
ことはストレスがいっぱい
かかってるということ。
病気になるまでの間、
ずっとストレスホルモンを出して
ストレスに対応してきて、
下垂体を使いすぎたことによって
下垂体は大きくなってしまう。
地味なストレスがずっと続くと
病気になってしまう。
健康診断するとこの病気の予備軍が
いっぱいいる。
血液検査には異常はないけど、
超音波検査すると右の副腎も
左の副腎も大きくなってる。
下垂体が大きくなっているかは
MRI検査しないとわからないので、
簡易的にわかるのが副腎の検査。
右も左も副腎が大きくなっていると
飼主さんに質問して、
地味なストレスがかかっていないか
どうか確認する。
確認すると地味なストレスが
かかっていることが多い。
これを何とかしないと
このまま進んで行くと
副腎皮質機能亢進症に
なってしまう。
この地味なストレスを無くすのは
かなり難しいことが多い。
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