猫の爪とぎによるバッチレメディについて | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店


おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。
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前回は、猫の爪とぎについて話をしました。
今回は、爪とぎによるバッチレメディの話をします。
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猫の爪とぎは、縄張りの意味もありますし、ストレスによるものもあります。
大きな変化があると猫にとっては、ストレスになります。
例えば引越しは、猫にとっては大きなストレスになります。
猫にとっては、自分の意思で引越しをするのではなく、いきなり引越しをされてしまうことになります。
今までの生活していた場所ではなく、ガラッと環境が変わり、今までつけていた縄張りもなくなり、全く何もない環境に連れてこられることになります。
縄張り作りを1からはじめなければいけません。
そうなるといろいろなところで、爪とぎをしたり、スプレー行為も起こることになります。
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家具の配置換えがおこったりするとそれだけでも猫にとっては、ストレスになります。
今までつけていた縄張りの位置が変わり、縄張りの崩壊が起こってしまいます。
そうなるとまた、新たに縄張りをつくり治さなければいけなくなります。
このようなちょっとした変化でも猫のとってはストレスになります。
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このような状況になったときは、ウォルナットが有効です。
引越しによるストレスが軽減され、爪とぎ行動も減ることが多いです。
ミムラスを試してみることもいいと思います。
ストレスにより自身がなくなっている場合は、ラーチに効果があります。
感情のバランスをとるときは、ホーリーを選ぶといいでしょう。
不安や心配が募っているときは、ミムラスを使います。
変化に対応できていないときは、ウォルナットが効果があります。
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猫の個体差がありますので、これは一例に過ぎません。
その子の個性や性格に合わせたレメディを選んであげてください。
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引越しのときは、猫専用のスペースを作って、縄張り作りをさせてあげるようにするものいいでしょう。
新しい縄張りスペースになれてきたら、少しずつ大きな部屋に慣らすようにするといいでしょう。
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前回、話をした爪とぎをするところに爪とぎ用のポールやタワーを置くようにして、爪とぎができるようにしてあげましょう。
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