新しい家族を受け入れるときについて | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店


おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。
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前回は、ライフステージのペットロスについての話をしました。
今回は、新しい家族を受け入れるときについての話をします。
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よく、新しい家族を受け入れるときに問題行動になることがあります。
環境の変化や新しい家族を受け入れることができるペットもいますし、なかなか受け入れられないペットもいます。
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特に先に住んでいたペットが新しいペットを受け入れられないことが多いです。
新しく家族になるのは、ペットのことが多いですが、赤ちゃんや息子さんが結婚して、新しく奥さんが増えたり、おばあちゃんが増えたりすることでもあります。
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新しい家族を受け入れるときはゆっくりと予防策をとっていくことがいいでしょう。
新しい犬や猫を入れるときは、初めは、1つの部屋限定にしておきます。
もともといる犬や猫は、新しい家族が家にいることはわかります。
何かいるなと新しい家族の気配や匂いを感じることができるでしょう。
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部屋が限定されているために姿を見ることはできませんし、攻撃することもできません。
争いのリスクを避けながら徐々にお互いを慣らしていきます。
新しく家族に入れる方をサークルなどで隔離して、先に住んでいた先住者が姿を見たり、匂いをかいだりすることができるようにします。
そして、先住者のテリトリーであることを示すことができるようにします。
ケージで分けることで、人との空間を共有することに慣れさせていきます。
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お互いに接触するときには、攻撃になったり、咬んだり、引っかいたりすることがおこる可能性もあるので、初めのうちは近くに人がいるようにします。
あまり早く近づけないようにして、先住者の犬や猫に嫉妬させないようにしてください。
先住者が新しい家族を受け入れるまでは、新しい家族に親しげにしているところを見せないようにした方がいいです。
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十分に時間をとって、順応できるように準備してからであれば、はじめての顔合わせも、それほど多くの問題がおこらないことが多いです。
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それでもうまく対応ができないこともあります。
そんなときはバッチレメディを使います。
次回にバッチレメディの紹介をいたします。