生命活動は、心により統率されています。
心が神を通じて五臓六腑を指導し生命活動
を主宰しています。
心に病変が生じると、動悸、恐怖、不眠
物忘れ、胸の苦しさ、うわごと、意識の昏迷
よく悲しむ、笑いが止まらなくなる等の
精神状態の乱れとして現れます。
血液は、脈中を流れて全身を循環します。
この血液を包んで全身を周流させる物が
脈です。
心は血液を循環させ脈の動きをつかさどる
主な臓器で、血脈に生じる現象の多くは
心と密接な関係があります。
この心と血脈の関係は顔色の変化に
なって体外に見られます。
心と血脈の動きが衰弱すると血液の流れが
悪くなり、顔本来の色を失い、蒼白になって
光沢がなくなります。
心気が不足した時は、薄黒い、青紫の顔色
となって現れます。