肝臓は思考活動の中心であり、人が
思考を巡らせることのできるのは
肝臓の為と考えます。
肝臓の性質は剛強であり、肝っ玉の
すわったという肝っ玉は、肝臓を
さします。
肝臓に異常が生じると思考活動が
鈍り、ぼんやりとして、無気力に
なることが多くなります。
肝臓は血を貯蔵して、からだの血液量
を調整する働きがあります。
肝臓は過剰に怒ると精神上の激しい
刺激を受けて、その正常な動きができなく
なります。
ひどい時には、吐血を引き起こすことが
あります。
激しく怒ったときに吐血をすると
肝臓に対する治療も大切になります。
肝臓と筋肉は密接な関係があるとされて
います。
筋の痛み、筋のひきつれ、巻き舌、陰嚢の
収縮など、筋肉の全ての症状は、肝臓の病変
の現れとされています。
さらに肝の血液が不足するとその症状は
爪に現れて、柔らかくなったり、薄くなったり、
色が淡白となって艶がなくなります。
爪の状態で肝臓の状態がどうなっているか
知ることもできます。
慢性のかすみ目、めまい、両目の乾燥、とり目
などの眼に生じる異常は、肝臓と関係があります。
目に症状がある時は、肝臓の治療を重視します。