五臓と五色
五色とは、青、赤、黄、白、黒の五種類
の色を言います。
五臓の病変は、この五色の変化によって
皮膚の特に顔面、瞼、前腕に現れます。
肝臓の病気では青く、腎臓の病気では赤く
脾臓の病気では黄色く、肺の病気では白く
腎臓の病気では黒く変化します。
しかし、これらの五色は、明確な原色では
なく、健康な人と比べて相対的な色で
あって、なんとなく顔が赤っぽくなって
いる人は、心臓の病を考えると言った
物です。
ときには、肝の病で白くなったり、
心臓の病で黒色が現れたりすることも
あります。
これは相剋関係で、色が出ていることが
あります。
五臓と五悪
五臓は、気象や資金の変化に適しています。
五臓には嫌悪する気象現象があります。
肝は風、心は暑、脾は湿、肺は燥、腎は寒
をそれぞれ嫌悪します。
これを五悪といいます。
五臓と五悪の関係は、他の人より寒気が
体にひどくこたえる時は、肺の病かどうか
考えることを教え、肺の病気の時は、
寒気を避けることがいいです。
健康を維持するためには、気候の変化に
順応することが必要で、もしこの変化に
逆らうと風、寒、暑、湿、燥が五臓を
傷つけて病変をまねく原因になります。