当院で飼っている三毛猫が
ひもを食べてしまいました。
なんか元気ないなとおもって
いると嘔吐がはじまり、
おなかを触診すると何か
異物が触れました。
レントゲンを取ると
腸管の中に何か異物
が入っていました。
スタッフが猫の小屋を
確認したところ包帯の
切れ端が落ちていました。
それを見た時「これだ！！」
と思いました。
ひも状のものが大好きで
よく遊びながら食べて
しまうことがあった
からです。
そうです。
包帯を食べてしまって
いたようなのです。
猫ちゃんはひも状の
ものが大好きなので
よくひもで遊びながら
食べてしまうことが
あります。
毛糸玉や釣り糸など
ひも状のもので遊び
ながら食べてしまうこと
が多いです。
ひも状異物は、ちょっと
厄介で腸管で長く
停滞してしまうとそのひも
が腸管の粘膜を切ってしまい
腸管が切れて急性腹膜炎
を起し亡くなることも
あります。
ひも状異物が腸管にあると
腸管がアコーディオンの様な
形になっていることがあります。
今回のレントゲンでは、
アコーディオンになって
いなかった為、便と一緒に
出てくれるといいなと
思いました。
食欲がなくなり、全く食べなく
なった為、点滴を入れて
腸管運動改善剤や便秘の
時に使う薬等を使って
みました。
そうしたところ、今日便と
一緒に４０cmの包帯が
出てきました。
便が出た後、すっきりした
のか食欲が出ました。
ほっと一安心しました。
手術をしなくて済みました。
皆さんも気をつけてください。
異物摂取は割と多いですね。
今回は、手術をしなくても
済みましたが、手術を
しないといけなくなることも
ありますので、周りには
ものをおかない。
下にはものをおかない
ようにして誤食を
防いでください。
誤食はある意味人災の
ところがありますからね。