尿検査でわかること2 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

まだまだ、おしっこ検査でわかる

事が沢山ありますので、お話し

致します。

 


 

たんぱく質は、炎症や出血、

腎臓が悪くなっている時に

見られます。

 

腎臓が悪くなってくるとたんぱく質

の一種アルブミンと言うものが漏れ

てきてたんぱく質がでてくるように

なります。


 

 

ビリルビンが、尿検査で出てくる時
は肝臓に問題が起きていないか
調べる必要があります。

 

肝臓が壊れて黄疸がでてくると

尿中にビリルビンが出てきます。

 

また、血液が破壊されても

ビリルビンが出てきますので、

血液が壊れているかもしれません。

 


 

潜血反応は、尿路系からの出血

が起こっていることがわかります。

 

膀胱炎や尿道炎があったり、

結石があったりすると潜血反応

が見られます。

 


 

尿沈査をみることで、結石が

ないか、腫瘍細胞はないか、感染

がないか、円柱がないか等

様々な物がないか見ることが

出来ます。

 


 

このように尿検査をすることで

色んな事がわかります。

 

糖尿病、腎臓病、肝臓病、膀胱炎
溶血性貧血、膀胱腫瘍などなど
色んな病気を発見することが
できます。

 


 

尿を取ってきていただければ

血液検査の様に針を刺して血を

抜く必要もありません。

 


 

痛み、苦痛のない検査なので、

7歳以上の動物たちには、是非

定期的に尿検査をしていただき、

病気の早期発見、早期治療に

つなげていきましょう。