恒例の眼科カンファレンスにいかせていただきました | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

先日、眼科カンファレンスに行かせていただきました。

今回は、「臨床薬理と治療」の講習会でした。

 

臨床薬理と治療で、今まで点眼薬と他の点眼薬の

間隔は5分間あけるということだったのですが、

10分間間隔をあけるのが理想とのことでした。

今までは、「他の目薬を点眼するときは

5分間あけてください」と説明していたのですが、

これからは「10分間あけてください」と説明する

ようになります。

患者様には、今までと違う説明をすることになります。

「先生、この間は5分って言ったのに」と言われそうです。

 

また、点眼薬の一滴の量なのですが、

たくさん点眼するといっぱい効いてくれそうな

気がするのですが、データーでは、

より多くの量が点眼されると鼻涙管からの排泄が

多くなってしまうようです。

点眼量とその90%が消失するまでの時間では

50μlでは2分、25μlでは4分、5μlでは7.5分

と点眼量が少ない方が目のとどまっている時間が

長いということでした。

 

ですから、皆様点眼薬をつけるとき少しの量を

点眼するようにしてくださいね。

いっぱいつけたら効果が落ちてしまい、

逆に効かなくなってしまいますから。

 

これは、自分の今回のカンファレンスで初めて

知りました。

やっぱり、勉強は大事ですね。

 

 


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