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昨日
の続きです。
仕事初日の疲れもほとんど抜け、4日目に突入。
この日は、
富士登山競走
が行われる日でした。
ここで、
富士登山競走について説明しておきます。
このレースには出たことがないので、
あくまで私のイメージでしかありませんが、
私が過去何回か出場している、
日本山岳耐久レース(通称ハセツネ。全長約71.5キロ、制限時間24時間)
よりも、はるかに難しい
と思います。
富士登山競走は、
麓の富士吉田市役所(標高770m)から富士山頂(3776m)までの、
標高差3000m、距離にして21キロのコースを、
制限時間4時間30分で走破する
という恐るべきレースです。
特筆すべきなのは、
制限時間4時間30分
ということです。
このコースは、
通常のコースタイムにすれば、
軽く12時間を超えます。
つまり、
コースタイムの半分よりさらに速いペースで登らなければ、完走できない
ことになります。
その厳しさは、
完走率約50%(当時)
という数字にも表れています。
私が出場した日本山岳耐久レースは、
完走率60%~70%であることを考えると、
その難しさは容易に想像できます。
何より、
そんな短時間で高度を上げたら、
高山病に苦しむはずです。
ちなみに、
富士登山競走の優勝者は、
このコースをどのくらいの時間で走破すると思いますか?
なんと、
2時間30分
なんだそうです。
もう意味がわかりません。
もはや、同じ人間ではありません(笑)
これは、
普通の元気な人が八合目(標高3100m)からスタートしたとしても、
山頂に着くまでの間に、麓から登ってきたトップ選手に追い抜かれてしまう
というすさまじさです。
奇遇にも私は、
このレースを間近で見る機会に恵まれたわけです。
明日 は、
私が目にした地獄絵図について、お話しします。
※これは13年前の話であり、現在の安全指導センターや富士山レンジャーとは運営主体も業務も異なり、何の関係もありません。

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