藤田悠治Official Blog -4ページ目

『祈り、まじない』



ヘッドライト 照らす先

電信柱が流れてく

風は闇のなかで踊るのか


小沢健二を聴きながら

きみの少女性について思う

きみのことば きみのひたむきさを


多摩大橋を渡るとき

近づいてく距離を感じている

きみのくちびる 二の腕を思うのだ


石川入口を曲がれば

心は静かに歌いだす

日々よ川の水の行くように

光る 海まで と

『いでたち』



友だちの

結婚パーティーが

近くにある


ということで

背広といえばいいのか

スーツといえばいいのか



買わねばと思い

青山へ


もちろん紳士服のだ


袖を通し

紺のジャケットが決まり

それに合わせて

スラックス?も決まる


おばさん

と言ったら失礼だろうが

お姉さんとは

なかなか言いにくい

感じの


とか

こんなこと言ったら

呪い殺されそうだが


でもすごく

人当たりがよくて

スッと

あまり時間もかからず

じぶんもこだわりがないのもあって


上下ともに決まる


うちにあった白いシャツを着


そうか

ネクタイがないなあ

と考えていたら


皐月にもらった

蝶ネクタイが

奇跡的に

合って

これでいこうとホッとしている


靴は古くて

結構ダサいけど

一足ある


なんとかなってよかった


なんとかなるものは

なんとかなる

から

不思議だ


それはわりと

いつものこと のように

『休日』



ぽかっと空いた土曜日

そんな土曜日は

いつぶりだろうか


楽器屋に入り

モーリスを試奏しながら

そのままメロディが浮かんだので

作曲したり


街の歩道橋に

立ち止まり

風を感じたり

空をたくさん

眺めた


風を感じるのも

空を眺めるのも

お金がかからないからいい


こんなに贅沢なのに

と思う


そして

「孤狼の血」を観た

石橋蓮司さんは

死ぬ時もかっこいい


むしろ

死ぬ時がかっこいい

なんて素敵だ


勢いあまって

「仁義なき戦い 広島死闘篇」

をレンタルした


めちゃくちゃ

楽しみなのである


そしてこれから

アートリオンへ


めちゃくちゃ

楽しみなのである


そしてなんなら

電車を1つ

乗り過ごしたのである