首位で逃げる後藤未有選手に１打差に迫った、我らが藤田光里選手。逆転優勝へ、残りは３ホールになりました。
ステップアップツアー「かねひで美やらび」最終日。１５番ホールは放送されませんでしたが、共にパーで１６番へ。
後半に入って、２人は歩いて移動する間に話すようになったようです。どんな話をしてたんでしょうか。
〈１６番パー４〉フェアウェーセンターからの２打目、藤田選手はグリーン左手前にオン。「応援団がひときわたくさんいらっしゃってます」とリポートが入る。後藤選手もフェアウェーからグリーン左奥にオン。パットはまず藤田選手。ナイスタッチながら、カップ左へ。後藤選手もパーで、差は変わらず。
〈１７番パー３〉藤田選手のティーショットは、ピン手前で跳ねて左ラフにこぼれる。後藤選手はピン近くに落ちながらも、段に戻されて長い距離が残る。２人は話しながら移動。藤田選手のアプローチはピン１ｍほど手前にショートして、パーセーブ。後藤選手は長いパットをドンと放り込んで、突き放すミラクルバーディー。
〈１８番パー５〉藤田、後藤両選手とも１打目はフェアウェー右。２打目は、藤田選手がフェアウェーセンターに、後藤選手はグリーン手前まで運ぶもラフへ。藤田選手の勝負の３打目、ピン左に落ちるもスピンが強くグリーンをこぼれる。アプローチも十分寄らず、ピン手前２ｍほどに。残念ながらボギーで万事休す…。
最終ホールのパーで逃げ切った後藤選手が、プロ初優勝を飾りました。藤田選手は３打差の３位でフィニッシュしました。
それでも、最終日最終組の同組で、藤田選手は大いにプレッシャーをかけたようです。
優勝インタビューで後藤選手は「光里さんがすごい追い上げてきて、自分的に内心めっちゃ焦ってたんですけど、ほんとに目の前で素晴らしいプレーも見られましたし、よく耐えて頑張ったご褒美が最後に来たのかな」と語りました。
表彰式の間、クラブハウスの前にいる藤田選手の様子も放送に映りました。
全国各地から沖縄まで現地応援に駆け付けた光里応援団の皆さんと談笑してるようで、表情は晴れやか。カメラに気づいて満面の笑みで手を振ってくれました。
優勝にはあと一歩届かなかったものの、地力を発揮して十分に大会を盛り上げました。見事な最優秀助演女優賞、ワクワクをありがとう、藤田光里！！
（おわり）
※当ブログの｢『かねひで美やらび』TV観戦ルポ(1)」から
※当ブログの｢『かねひで美やらび』TV観戦ルポ(2)」から