前回

 

 

11月に入り、

期末テスト2週間前突入

 

この1ヶ月でやれたことと言えば、

九九の完了と、数学の授業内容のちょっとした復習。

あとはコミュニケーションを取る時間を確保したことにより、

最初期よりも話が通じやすくなり、結果宿題の量を増やせるようになりました。

 

 

とは言っても、もうテスト2週間前。

内心焦る私と

全く焦るそぶりの無いA君笑

 

 

それもそのはず。

話を聞くところ、今までA君はテスト勉強という物を、

当日のテストが始まる前の休み時間からスタートしていたとのこと。

 

そしてヤマが当たったら喜んでいたようです…笑

 

その為、テスト2週間前に入るタイミングでテスト勉強を始めるよ!と事前告知した所、信じられない!と言った顔をしていたのを覚えています。

「皆それぐらいから勉強しているんですか!?」ということも言っていました。

 

 

最後の定期テスト前に、周りの勉強時間を知る中3生・・・。

個人的には3週間前がオススメなのですが、それを言ったらA君は倒れるのではないでしょうか笑

 

 

(余談ですが、周りの勉強時間を知らないということも、彼の学力を知る一つの指標になりました。

 

例えばですが「周りはどれぐらい勉強しているの?」という質問を生徒にすれば「〇日前から」「〇時間ぐらい」「分からない」など返ってくるでしょう。

ということはその生徒自身も「これぐらい勉強するものなんだ」という認識を持っている事が分かりますし「分からない」という生徒さんに至っては、自分自身の勉強量も把握できておらず、計画的に勉強出来ていないことが明らかになりますね。

またA君に勉強をさせて貰いました。)

 

 

さて、そんなことよりとにかくテスト対策です。

1ヶ月指導をし、私が見つけた最適解。

 

それは

「数学・保健体育・技術家庭の3教科だけを攻める」

です。

 

中3最後の通知表、成績は6月、9月、そして11月のテスト結果3つを取りまとめて算出します。

その為、6月、9月で失敗した教科は、もう成績が上がりません!

必要なのは取捨選択です(教育的に正しいかは別問題です)

 

 

あと逆に言えば、更に下がる可能性も無くは無いのですが、

A君の成績は既に底に近く、それでも2が取れている状態だったので、現状維持で2が取れるはず。そう見込みました。

 

 

コツコツやった数学と得意教科の保体&技家で内申点アップを目指す!

 

 

そして2週間が経ち。

結果は…!

 

 

 

ダメでした!!!

 

 

頑張ったのですが、急上昇とはいきませんでした。

当たり前ですが、勉強は甘くないですね。

 

 

保健体育だけは上手くいき、普段30点前後だった所から70点に上昇。これは学校の先生にも驚かれたと嬉しそうに話してくれました。

 

数学・技家は5点~10点ほどの微上昇。

他の教科は現状キープ。

 

 

上手くいったとも言えますが、どうしても取りたかったテストだけあって、悔しい…。

 

 

しかしここで予想外の出来事が!

 

 

なんと!

 

 

A君が悔しそうにしている!!!

マジか!!

 

 

A君は「もっと取れたはず」と言ったのです。

この変化には驚きました。

 

「取れたはず」と言える思考回路には

「分かっていたのに思い出せなかった」や

「もう1回復習していれば出来たはず」と言った「もったいなさ」があったはず。

 

 

自分の勉強に「もったいない」と言える日がもう来たんだ、そう思うとこの指導は無駄ではなかったと自信を持てました。

 

 

時間は無いけれども、慌ててはいけない。

来たる12月の模試「Vもぎ」での得点を目指して、更に前進あるのみ。

 

 

頑張るぞ!

 

 

残り授業時間

52時間