こんばんは!学習塾オイカゼ、塾長の藤島です。
昨日に引き続き、保護者様のインタビューを掲載します。
前回をまだ読んでいない方は、こちらからどうぞ!
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Kくんのお母様より
復学にあたって最大の懸念はやはり勉強でした。
中学校の勉強は一からできていないことを、本人がいちばんわかっていたはずです。
家にいる間も若干の市販のドリルに手をつけただけで、ほぼ何もしていませんでした。
以前からご縁のあったオイカゼの藤島先生の話は折りを見て話していましたが、「ママの知り合いのとこは嫌だ」と一蹴されていました。
ところが、旧知の友人がオイカゼに通っていると聞くなり「〇〇くんが行ってるなら行こうかな」と言ってきたのです。
コンセプトがまさに今の彼にマッチしていると考えていたので、やる気のあるうちにと即決で通わせることにしました。
親の知り合いに抵抗があるのは、大人同士が自分の知らないところで自分の話をするのが嫌なのかと思い、こちらから塾にあれこれ問い合わせたりは敢えてしませんでした。
そして全ての教科において妥協はできないので受講希望された時間は本人のいうままに参加させました。
途中で息切れしてしまわないか心配はありましたが、本人の志望校に対する強い思いが勝ったようでほとんど通い切ったと言っていい状況だったと思います。
…というのも、私は塾のカリキュラムや学校の定期考査も本人任せで関わりませんでした。
口出しすることが彼にとってプラスだとは思えなかったからです。
志望校も自分で見学に行って決めてきました。
不登校の最中はなんとか中学校に行かずに夢を叶える術はないか模索していたようですが、結局高校に行くことに納得したのかもしれません。
塾でもこうした性質をご理解いただき、理屈から入って納得してから学習に繋げていったことがモチベーションの維持に役立っていたように感じます。
また、プライドの高い彼を「不登校児」「何もわからない子」のような特別扱いをせずにいてくださったことは感謝しかありません。
そうこうしているうちに、学校での成績も安定してきて志望校の推薦入試にトライできるまでになりました。
結果的に推薦入試は落ちてしまい、一般入試で合格となったわけですが面接練習も塾でフォローしていただき、自分の思いを伝える訓練に繋がり貴重な経験となりました。
高校生になってからも役立っているスキルです。
そして1年間で集中して勉強に取り組んだことで学習習慣がつき、高校では常に上位の成績を納めています。担任教師にも「クラスの中でもデキる子というイメージですね」と言われ、むしろ戸惑うくらいの変貌ぶりです。
【③に続く】