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私の好きな【桜庭ななみ 】さんの名前に引かれて、NHKドラマを予約録画しておきました。

【島根マルチバース伝】という意味不明なタイトルのドラマです。予備知識ゼロでした。

見た方は少なかったのではないでしょうか?

録画しておいたことを忘れつつも、桜庭ななみさんを見たくて再生してみました。

最初の10分位見て、和製ドラマらしく地味で平凡だったので、見るのをやめて、録画も消そうと思いました。

しかし、桜庭ななみさんの魅力に引き込まれて、なんとなく見続けていたら、軽いSFだと分かりました。ドラマの雰囲気からは全くの想定外でした。


内容的には、量子力学の一つの仮説である「多世界解釈」そのものを描いている感じでした。

ただ、大変失礼ながら、出演者の佐野史朗さんも桜庭ななみさんも、多世界解釈なんてご存じないでしょう。

ですから、このシナリオ全体が突拍子もない作り話だと思って演じていたはずです。

しかし、多世界間を移動することだけは、ありえないSFですが、それ以外は科学的事実だと知ったら驚くでしょうね。

このドラマは、よくある「タイムスリップ」ではなく、名付けるなら「多世界間ワープ」のような感じです。

ドラマのタイトルの「マルチバース」は、実は、「多世界解釈」とは意味が違います。マルチバースとは、宇宙(ユニバース)に対して多元宇宙論という意味ですから。

画像出典:宇宙ヤバイch

例えば、自分が受験して合格だった場合の世界も、不合格だった場合の世界も、両方共、同時並行的に存在している、というのが多世界解釈です。

いわば、マルチ・パラレルワールドといった感じでしょう。SFとしか思えないような、信じられない世界観です。

しかも、最近では、単なる仮説などではなく、ほぼ間違いないとまで確度が高まっている世界観です。

地球を平らなお皿だと信じていた古代人が地球が球体だと初めて知ったときには仰天したでしょう。

「世界は、今、自分が見ている一つだけ」と信じてきた現代人が、多世界解釈がどうやら本当らしいと分かると、古代人同様に仰天してしまいます。

天動説から地動説に目覚めたときの比ではありません。

ただ、多世界解釈に関しては、ドラマと違い、今、見ているこの世界以外の世界を覗くことも、確認することもできません。

ですから、実質、「多世界なんて絵空事」とみなし、今まで通り、「世界は一つ」だと考え続けても何の支障もないはずです。

「確認できないものは存在しないのも同じ」という考えも、ある意味、科学ですから。

未来から見れば、我々は古代人なのですから、まだまだ知らないことが山ほどあるのでしょう。

ところで、全くの私事ですが、久しぶりに「桜庭ななみ」さんを見て、日本人女性の中で、一番好きなビジュアルだったことを思い出しました。

「浜辺美波」さんも、ほぼ同率で、日本人女性で一番好きなビジュアルです。

出典:VoCE


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