気仙沼へ行ってきた(大船渡線とBRTに乗車した) | 静岡のウッチーのブログ

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 某ウィルスの影響で、予定がことごとく無くなった3月の週末。切符や宿をキャンセルして、家に籠ろうかと思ったが、せっかく?なので普段行かないような場所へ小旅行。
 場所は昨年7月以来の宮城県気仙沼市。美味いモン食べるのが主目的だが、3/11が近いのでそれもあわせて。
 最寄り駅を始発で出て、東京までは鈍行で。
 行きの切符。東北新幹線の車内で「くりこま高原〜気仙沼」まで買おうと思ったが、乗り換え時間に余裕があったので東京駅にて購入。
(新幹線もギリギリ仙台から一ノ関へ変更できた)
 東北新幹線、予想はしていたが やはりガラガラ。
 一ノ関駅で大船渡線へ乗り換え。
 急ぐ旅でも無かったので、次のポケモントレインってのに乗ろうかと思ったが指定席らしくて断念。
 大船渡線は、2両編成の可愛らしい?列車。
 やはり、この段差でコケた初老😭
 気仙沼まで約1時間30分、トイレが付いているのは有り難い。
(頻尿オジさん)
 隣は東北本線か?盛岡行きになっていた。
 さて、大船渡線の印象だが、個人的には農機具(トラクター等)に乗ってるような感じ。

 動画で分かるか不明だが...この音(と振動)がね。もちろん、ずーっと農機具みたいという事ではなく、時々(所々)そう感じるという。
 大船渡線は、ポケモンと何かしらコラボしているのかな?ポケモントレインといい、駅名の表示にキャラクターが書いてあったり。
 結構な数(場所)、休耕田?空き地・荒地にソーラーパネルがあったねぇ。これも時代かな?
 その一方で、圃場(田んぼ)の整備がされている箇所も車窓から見られた。
 そんなこんな見ていたら気仙沼へ到着。
一ノ関から気仙沼まで通しで乗ったの、私がいた車両では私だけだった。
 大船渡線という名前だが、電車で行かれるのは気仙沼まで。そこから先はBRT(BUS RAPID TRANSIT バス高速輸送システム)にて。
 ピカチュウがお出迎えw
 駅から30分くらい歩いて、気仙沼の美味いモンを色々食べる
 気が付いたらシャッター切ってた...なぜだろう🤔
 写真だとわかりづらいが、海沿いをコンクリート壁で囲ってる。未だに港周辺は、あちこちで工事をしていた。
 2019.7に来た際も撮影した珍しい(ちょっと凝ってる)街灯。
 前回来た(2019.7)時も思ったのだが、舗装が簡易(一時的)なものなのは何か理由があるのかなぁ。後、電柱の地中化はやらないのかなぁ、と。
 先日行った、いわきなんかはメイン通りは地中化されてたし、2019年の台風15号の千葉(房総)の被害で各地そんな機運が高まってるので。

 上の写真(居酒屋)とこの写真(市役所)の場所、わずか400mしか離れていない。各々の標高(T.P)が違うだろうから単純には比べられないけど、津波の痕跡高の差に驚くばかりだ。
 これだけ近距離で高低差があったということは、津波の勢い(流れ)が凄まじかった証明でもある。
(私の知識と語彙力では説明が難しいが、緩い坂より急な坂の方が勢いよく流れる、ってイメージしてもらえば)

気仙沼駅にカジキマグロのモニュメント、ライトアップするんだね。
 帰りは気仙沼線(柳津まではBRTで)を使って。
 週末パスを使えない区間を切符を購入。
BRT乗り場
 東北、割とあちこち雪掻き用スコップ見かけるよね。まず、静岡だと見ないなぁ。
 私が乗るバスが入って来た。
 JR東日本と書いてある!
(そりゃそうだ、一応は鉄道路線だから)
 こうやって見ると、元々電車のホームだった(をバス発着用に改良)の分かるね。
 なんと!私しか乗客おらず。
 柳津までも述べ4人(私含む)だった。
 どうやら新しく専用道(軌道?線路)の区間ができるようだ。
 この日は日曜日の朝という事で、そんなに混雑はしていなかったが、普段は混雑しているのかな?
 今回は、一番後ろの座席に座った。
 南気仙沼駅は、パッと見だと路線バスの停留所みたい。
(路線バスの停留所が後ろに...)

 気仙沼線(BRT)は沿岸部を走るので、大船渡線に比べて復興の工事の様子(進捗具合)が圧倒的によく見える。今回はものは試しに動画(iPhone)を撮ってみた。

 全面コンクリートが張られた堤防。このくらいの大きさの河川では、通常やらない工法だね。

 三面張り(堤防、河床がコンクリート)?

 河川改修だけでなく、道路改築(橋脚、自動車専用道?)も盛んに行われている。

 仮橋か?リース屋さんの名が。

 後ろ向きにはなってしまうが、BRTから見える専用道を。

 トンネル内の様子。

途中、すれ違う様子。
(基本、1車線分しか幅員はなく、所々にすれ違うよう待避場がある)
 柳津でBRTを降り、電車へ。
 BRTから電車(その逆も)への改札は無い。各々の車掌(運転手)さんに切符を見せたり、という対応。
 ここから前谷地までは1両編成の電車で。
 前谷地で石巻線へ乗り換え。
 石巻線は2両編成だった。
 そのまま女川まで行こうかと迷ったが...
 結局、石巻で途中下車。
 石巻で食べたいと思っていた店が営業終了、時間的にちょうど良いと思って昼食食べたら、なんと電車の発車時間を1時間間違えていた事が判明😭
 石巻駅にも津波の痕跡が。
 電車来るまで途方に暮れていたら、石巻駅〜仙台駅間のバスが来たので、それに乗車。
 予定外の出費820円は痛かったが、コンセントとWi-Fi使えたのでヨシとしよう。


後書き?
 この記事にも書いたけど、某ウィルスの影響か気仙沼(私が行った駅〜港周辺)は人が少なかった。もう少し詳しく書くと、それでも車はそこそこ走っていた。歩いている(お店等に入っている人)がとても少なかった。
 週末のホンノ少し乗っただけなので、主観的な意見になってしまうが、気仙沼線・大船渡線の復興がコストのかかる完全な線路・電車方式ではなく、比較的コストのかからないBRT方式となったのは仕方ないんだろうなぁ、と。やはり、この辺りは公共交通機関より自家用車が優位と実感。車窓から見える道路状況とガラガラの車内を見比べると、どうしても。
 今、あちこちで建設している道路(網)ができれば車でのアクセスは更に良くなるから、電車の需要は下がるだろうけどBRTなら対応できるかも?だし。もっとも、バスって減便が簡単にできるから、って負の見方もできるけど。
 その道路にしても、既に完成している箇所のメンテナンス(維持修繕)で行き届いてない部分がいくつか見られた。作る際は補助金が出るので良いが、維持は自前(自己財源)という場合はほとんどなので、規模の小さい自治体ほどツラい(行き届かない)のはよくわかる。立派なモノ(施設)を作れば作るほどメンテがかかるし、行き届かないとみすぼらしさが増すので、これからますます目立つのでは。
 写真や動画はあえて撮らなかったが、2019年の台風19号の被災跡と思われる箇所も結構見受けられた。法面崩壊、護岸損傷など。震災の復興が終わる前に次から次へと新たな災害が。建設業界の高齢化・新しい人が入ってこない(直ぐに離職)状況は著しく、お金(復興予算)の面だけでなく人の面からもゴールする前に棄権(復興が終わる前に色々と「終わってしまう」)となる危険性をもっと真剣に考えないとダメだろうな。