「ふりかえって」

 

モスクワの風を感じて(雑感)

 

1  社会科専攻なのに「赤の広場」に行かない。自転車で回った半日。

工事が多く行われていた。通行している人がその場をよけている。

日本でも同じだが気遣いはしているな。

 

 

2  銀座を歩いている感じ。道路は広く大通りは

4車線くらいあってたくさんの車が行きかっている。

大きな建物が立ち並び、トイレを探すのに苦労した。

日本だったらコンビニにだいたいトイレはあるのですが、

ちょっと苦労しました。

 

3  人々の服装はハイファッション。

ビジネス街だったのだろうか。

ぴちっとした方を多く見かけました。

 

4  警察官が多くテロに対して警備して

いることがわかりました。

パリでもモスクワでも。

 

5  モスクワの中心かわかりませんが

電波塔が建っていました。

それを目あすに自転車をこいでいました。

 

 

6  ロシア語だけでなく若者は英語を

習っていて大体通じました。

(いろいろお世話になりました。)

 

 

7  日本人の伊妻に対してみんな親切に

してくれ助かりました。

政治的なものはむずかいしいのですが、

出会ったロシアの人は優しかったです。

北方4島の帰属は別にしてロシアの人は

日本の技術力経済力を期待するだろうし、

そうあってほしいなと個人的には思います。

 

番外編

 

「お年玉をもらったよ。」年が明けて、

1月3日ラジオを何気に聞いていた。

 

いつもならラジオ関東のいわせけいこパーソナリティーの

ニュースやゲストの対談を楽しんでいます。

その日はNHKの放送でした。

ニュースのあとの番組が何かしっくりしません。

話している内容が心に沁みてこないんです。

 

チャンネルを変えると、第二放送でわたしの好きな朗読をしています。

それは偉大な「山田耕筰」先生の生き方考え方です。

聞いていてわくわくぞくぞくしたんです。

先生は作曲や指揮者として有名です。

調べてみるとすごいんです。

 

 

・歌曲・童謡・オペラ・交響曲・管弦楽曲・吹奏楽曲・映画音楽

 

・室内楽曲・ピアノ曲・合唱曲・軍歌、戦時歌謡・国民歌

 

・大学校歌等・高校校歌等・

(ちなみに県船橋高はサトウハチロウーさんと県野田高は北原白秋さんと)

 

中学校校歌・小学校校歌・などなどすごい、すごい。

 

小学校に勤務していた時、「山田耕筰の伝記」を国語の授業で子供と一緒に学びました。

赤とんぼ・待ちぼうけ・この道・あわて床や・

当時LP盤を買ってきて子どもと聞きました。

先生は日本語の言葉や発音をとても大切にしながら童謡を作曲したそうです。

(NHKの放送の内容です。)

 

 

これから作曲の勉強をドイツでやっていくには

まずドイツ語が話せないといけない。

だからドイツ語を盗む。

呪文のごとく目にしたドイツ語を口に出して何回も言う。

すると発音が変なので周りの人に笑われる。

そして正しい発音を日本人の山田に教えてくれたそうです。

すごい。

 

 

 

ピアノを弾くのが苦手な山田はドイツの有名な先生に

相手にされなかったそうです。

その一週間に1時間の勉強が嫌で仕方なかったそうです。

10歳くらいの女の子が軽く名曲を弾く。

 

 

自分との違いに苦しみます。

ある日その先生が山田に

「あなたは作曲を目指しているそうですね。

一度スコアーを見せなさい。」

 

自分の書いた交響曲を見せると先生は驚かれ、

その日から態度が変わったそうです。

「指揮者でもピアノは弾けないといけません。頑張りなさい。」と。

許嫁との悲しい別れ。

あらゆるものに対して向かって努力する。

甲斐あって日本で花開く。

やっぱり苦労したものはどこかで花開くんだな。

 

 

昨今、耳にする、目にする音楽は理解できないものが多い。

「日本語の美しさを追求するような音楽を聴きたいな、見たいな。」

ドイツ留学5年間のご苦労が曲の美しさに表れていたことを知り、

今年一番のお年玉になりました。

前に進むその意思、行動、気力に感動します。

ありがとう。