The Sweetheart Tree スィートハート ツリー | しょうかんのうだうだ

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仏絵師藤野正観(66)の備忘録・・・っといっても、ほとんどどこにも出かけないので、ふだん、ぐだぐだ思ったり考えていることを書き連ねることになるのは必至。


『グレートレース』(The Great Race)は、1965年に製作されたアメリカのドタバタコメディ映画。
同年のアカデミー賞音響効果賞を受賞した。監督はブレイク・エドワーズ。
この映画は1908年に実際に行われたニューヨークからパリまでの自動車レース(1908 New York to Paris Race)をモチーフにして、おおよそ22,000マイル(約35,000キロ)のコースとその時期を実話に合わせて話を展開させている。映画史上最大のパイ投げ合戦シーンなど、サイレント映画の手法やギャグが多く使われている。
主演はトニー・カーティス、ジャック・レモン、ナタリー・ウッドで、カーテイスとレモンは「お熱いのがお好き」で共演し、カーテイスとウッドは「求婚専科」で共演している。これに後に「刑事コロンボ」で刑事役を演じたピーター・フォークが悪役でコメディアンの片鱗を見せている。(wikipediaより)

この映画、私の高校時代、仲の良かった美術部の友人澤君と二人で、彦根まで観に行った。
70mmの大画面で観るこの映像は、当時、油絵に夢中だった私にとって、ビュッフェ並みのタッチで描かれたタイトル映像にまずは惹きつけられたのを覚えている。
大画面の迫力に衝撃的だったが、カットの隅々までたいへん美しく、ドタバタが新鮮で圧倒的で底抜けに愉快で面白く、また全編にまたがるナタリーウッドとカーティスの爽やかな恋物語もロマンチックだった。
この映画の大事な部分に流れるヘンリーマンシーニの音楽も上品で格調高く、映画の品位を高めていた。
澤君はどう感じたかは不明だが、私の中でこの映画、ベスト10に入る。
当然ながらDVDは購入済み。

貼り付けた動画は、そのヘンリーマンシーニの作った「The Sweetheart Tree スイートハート ツリー」映画のワンシーンとマンシーニ楽団の演奏するタイトル挿入歌だ。
私の大好きな音楽の中でも古い楽曲となる。
できることなら墓場まで持って行きたい音楽のひとつなのだ。

その後、大人になった私は、その今は亡きヘンリーマンシーニが京都公演に来ると、観に行った。
今も、癒されたい時に良く聴くアーティストの一人となった。
ユーチューブで検索すると、たくさんのアーティストが歌っていることが分かる。

今朝、たまたまこの懐かしい音を聞いた。
病み上がりの弱った身体の細胞が17・8歳の頃の若い細胞に蘇ったような気がするから不思議だ。

They say there's a tree in the forest
A tree that will give you a sign
Come along with me to the Sweetheart Tree
Come and carve your name next to mine

They say if you kiss the right sweetheart
The one you've been waiting for
Big blossoms of white will burst into sight
And your love will be true evermore