ワールドインベストメントとレック石垣と未公開株詐欺 その1 | ふじくまさんのブログ

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2005年ワールドインベストメントに未公開株詐欺の容疑で愛知県警が家宅捜査に入った。
それから代表の橋本誠一らが逮捕されるまで約1年かかることになる。
彼らは家宅捜査が入ったために、未公開株の営業が出来なくなった。

そこで彼らはどうしたか?
なんと沖縄の石垣市にレック石垣という新会社を設立し、現地でテレアポ募集の求人をかけて、未公開株の営業を再び始めていた。

私は当時、レック石垣という新会社を設立したのはワールドインベストメントの登記簿を見て把握していたが、その会社で何をしていたのかまでは、まだ知らなかった。

当然ですが、テレアポとして採用されてレック石垣で仕事を始めた人たちの間で疑問が生じてくる。
「これって詐欺じゃないの?」
そしてネットで調べだす。そして疑問が確信に変わる。
やっぱり詐欺だと。

そして、その中の一人がネットで私を見つけコンタクトをしてきた。メールで何回かやり取りした後、その人が営業で使う資料(売っていた未公開株の会社のパンフ等)を私宛に送ってきてくれた。

その資料が届くと、すぐに私は愛知県警のワールドインベストメントの捜査本部に電話。
なんと、この時、愛知県県警はレック石垣という新会社を設立して未公開株詐欺をまだ続けていたことを把握していなかった。
おそらく家宅捜査で押収した資料の解析で、まだ手一杯だったのだと思いますが。
その後、私宛に送られてきた資料を捜査本部の一人である某刑事宛に全てコピーした上で郵送。
また、同時にこの事件を取材していた名古屋のテレビ局や新聞社数社から連絡が来て、無償で取材協力させてもいただいた。
もちろん、私が持っていた資料、情報も全て無償提供。

その後、家宅捜査から約1年後に代表の橋本誠一らが逮捕。

やはりレック石垣という新会社を設立し詐欺行為を続けていたことがバレたのが災いし、初犯にも関わらず執行猶予が付かない実刑判決。

また、この事件はひとつの大きな転機にもなった。
それは、この手の未公開株詐欺はそれまでは未公開株を売っていた人達だけが逮捕されていたが、この事件から未公開株を発行していた企業の代表も共犯として一緒に逮捕されるようになったということ。