・最近、ブルーレイが出た『ストパン』の劇場版に物申す。二期の最後、宮藤が捨て身になって戦った結果、彼女は全ての魔法力を失っている。もう宮藤を主人公にした『ストパン』はないものと思っていた(別のキャラで作ると思っていた)。「芳佳ちゃんの物語はこれで見納めか……」などと、あまり好きでなかった偽善者・宮藤芳佳を、ようやく許せるようになっていた。しかし、この劇場版はどうだ。宮藤が魔法力をすっかり取り戻しちゃって(二期の最後の感動を返せ!)、相変わらずの命令違反キャラである(艦の一区画に閉じ込められた一人の水兵を助けるために、艦一隻を危険にさらすような人命救助をやらかしている)。そして、映画の最後に「つづく」との文字。続くのかよ! 宮藤の偽善はもう続かなくていい。 ところで、俺の中では、宮藤と双璧をなす偽善キャラとして、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』のシロー・アマダを無視することができない。地球連邦軍の将校でありながら、ジオン軍の女にほれて、軍を脱走。わけの分からない反戦思想をのたまいつつ、わけの分からない私的な闘争にふける。痛いやつだ。一人の将校を育てるのに手間と税金、いくらかかっているのか、シローは自覚しているのか? 将校だぞ。兵隊と違って、志願することが前提の職業軍人だぞ。そんな人間が敵の女に入れ揚げて、国家を裏切るな。異状だろう。君は将校を志願する際、どんな風に国家に忠誠を誓ったのか、一言一句思い出せ。そして、反省しろ。この作品、主人公の心情に全く共感できないので、見ているのが苦痛。08小隊好きの人が信じられん。ちなみに、『ストパン』の宮藤も下士官(軍曹)なので職業軍人。下士官って兵の模範になるポジションのはず。でも、芳佳ちゃんは、個人的な正義感を常に優先して、全体の利益を考えない。宮藤やシローのような人間が、善意の命令違反でもって、所属部隊を危険にさらしたり、壊滅状態に追い込んだりするんだろうな。俺はどうにも、宮藤とシローの二人が好きになれない。両作品そのものも好きになれない。
・ペペロンチーノを午後3時に食べる。さすがに飽きてきた。
・バクマン三期の14話と『ファーザーランド』(TV映画)を見る。『ファーザーランド』見ていて翻訳のひどさにびっくり。デーニッツをダルニツ海軍最高司令官と訳している。正気か? 作品がいいのにもったいない。ダメ翻訳屋はクビにすべき。