慶山(サムスン)と上東(ロッテ)は既に踏破済。馬山(NC)は一軍本拠地時代の2018年に行った。
あとは尚武の本拠地を含む8球場。
そのうち6球場に今回行ってみるつもり。
問題は行く順番。一軍本拠地がソウル周辺に集まってるのと同じように、二軍の本拠地もソウル近郊に集まっている。ただ、端山(ハンファ)、益山(KT)、咸平(キア)はソウルから遠い。
地図で見るとこんな感じ。
できれば行きにくいこの3球場から行ってみたい。
4月だと室井さんの名鑑がまだ出ていないし、8月はナイター開催もあるので予定が組みづらくなる。なにより暑いのは避けたい。行くのは6月と決めた。
ついでに公休日の関係で2日間余分に休めるので利川にあるトゥサンとLGの二軍本拠地も行くことにした。行程は以下の通り。右側がホームチーム。
6/11(火) NC×ﾄｩｻﾝ(利川ﾄｩｻﾝ)
6/12(水) ｺﾔﾝ×LG(利川LG)
6/13(木) ｻﾑｽﾝ×ﾊﾝﾌｧ(端山)
6/14(金) SSG×KT(益山)
6/15(土) ﾛｯﾃ×KIA(咸平)
6/16(日) 帰国
なかなかいい日程が組めたぞ。と思ってたら、6/15(土)の咸平の試合が光州に開催地変更されていたことを知った。しかも知ったのは出発3日前の6/8。
咸平はソウルから最も遠くにあり、かと行って釜山から近い訳でもない。なんとか今回の遠征で行っておきたい。
そこで3日目と5日目の行程を入れ替え、6/11(火) NC×ﾄｩｻﾝ(利川ﾄｩｻﾝ)
6/12(水) ｺﾔﾝ×LG(利川LG)
6/13(木) KT×KIA(咸平)
6/14(金) SSG×KT(益山)
6/15(土) ﾄｩｻﾝ×ﾊﾝﾌｧ(端山)
と回ることにした。
利川の2球場を回ったあと、一気に南下して、咸平→益山→端山と北上する形。当初考えていたのとは逆の回り方。
利川の宿はすでにキャンセル料の発生する期間になっていたが、利川→咸平への移動は無理矢理早起きすることにして宿変更を回避した。
飛行機は3/13にピーチの関空発の便を予約した。往路10,380円/復路9,280円。空港施設利用料別途。
前乗りが必要になるが、中部にはない早朝便があるので1日が有効に使える。
過酷な移動におそらく地味であろう球場の連続。それを妻に強いるのも悪いので今回は1人で行くことにした。1人で海外なんて1997年のカナダ以来で心細くなる。
…………………
6/10(月)
20:08退勤。自転車で20:20帰宅。20:27出発。
地元駅20:35-(名鉄/急行)→20:49名古屋
名古屋20:58=(のぞみ85)=21:48新大阪
新大阪21:53-(京都線普通)→21:57大阪
大阪 22:02-(大阪環状線)→22:18新今宮
これまで大阪前乗りのときは心斎橋のカプセルに泊まっていたが、今回は新今宮のホテルサンプラザにした。
3畳和室バストイレ別で1泊3,000円。
ホテルの前にはこの地区らしい風景が広がっているが、
ホテルはJR/南海の西出口のすぐ隣にあるので、心臓の弱い方にも問題ないかと。
アメニティは薄いタオルと歯ブラシがフロントで渡されるのみ。館内着は別途300円。
1階には簡単なキッチンやお茶/コーヒーなどのサービスもあり、宿泊費以外の面でも安く上げられるよう配慮されている。
風呂入って少し本読んで23時就寝。
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6/11(火)
4時半起床。
始発の南海の空港急行に乗る。
新今宮5:17-(南海/急行)→5:58関西空港
この急行に乗るのは3回目。
外国人観光客には人気の列車のようでスーツケース地獄は相変わらず。
バスに乗って第2ターミナルへ。チェックイン後、保安検査場の係員に聴くと国際線の中は、まだ営業してる店が少ないので、買い物なら国内線エリアのローソンに行くようにとのことだった。国内線エリアまで戻るのは億劫だったけど、ローソンで朝食用のドーナツと昼食用のスナックパンを買って出国。
係員が言った通り、保安検査エリア内のドラッグストアなどは開店前で、唯一やってるコーヒースタンドは高いメニューのショボいメシに長い列ができていた。
給湯設備はあるので、持参した紙コップにドリップコーヒーを淹れ、ローソンで買ったドーナツで朝食とした。22C席。7:15搭乗開始/7:29ドアクローズ/7:46離陸/9:43着陸/9:54ドアオープン。
仁川は第1ターミナル着だったが、関空のシャトル列車のような乗り物に乗ってターミナル本棟に移動した。入国審査を経て10:15開放。
両替は4月の台湾遠征で使わなかった4,400元のうち4,000元をウォンに替えた。149,120ウォン。これに去年使わなかった1,000ウォンを足して150,120ウォン。カードもあるしこれで大丈夫だろうと思っていた。この時点では。
スマホのほうは4月にahamoに変えたので、設定のデータローミングをonにするだけでよかった。20GBまでは追加料金なしで利用できる。もっと早くahamoに変更しておいたらよかった。
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さて、利川への移動である。
バスで行っても、鉄道で行っても13時の試合開始にはとても間に合いそうにない。そこでタクシーを利用することに。利川までは70キロ、1時間半ぐらいかかるだろう。コネストで調べたタクシー料金は105,700ウォン。日本円で約12,300円。かなり痛手だが、旅程が短縮できること、そして飛行機が安かったことを差し引いてここは目を瞑ることにした。
手持ちの現金を15万ウォンとしたのは、このタクシー代金がクレカで払えなかった場合のことを考えてのことだった。時々外国のカードを受け付けてくれないときがある。すべて現金で払ったとしても44000ウォンぐらいは残る。
ターミナルを出てタクシー乗り場へ。
一般タクシーのほうが安いはずなので一般タクシーの乗り場へ。
外で待機していた男性の運転手は私の行き先を聞き、野球に行くのか、インチョンじゃなくてイチョンだな、分かった乗ってくれと言って車に案内した。
「キヨハラ、オチアイ、マツザカ」
次々に日本の野球選手を挙げてくる。
「なぜ蚕室や高尺には行かないんだい。」
(一軍の本拠地はすべて行きました、これから二軍の本拠地を全て行くつもりです)
「バスは時間がかかる。メーターを倒すタクシーは高速料金がきっちりとられる。私のタクシーが一番いいです。」
雲行きが怪しくなってきた。このタクシーはメーターを倒していない。正確に言うと、「メーターを使ってくれ」と言う隙を与えず車は動き出した。
(お金のことは先に話しておきましょう、いくらですか)
「高速料金込みで23万ウォンです。一般タクシーなら正確に高速料金を取るのでもっとかかります」
冗談じゃない。コネストだと10,570ウォンだった。倍以上やないか。そこである程度のやりとりがあった後、結局高速料金込みで15万ウォンに落ち着いた。ただし、現金のみの支払いだ。クレカだと「税金」をたくさん取られるので現金で払って欲しいとのことだった。
運転手は「私は悪い人ではない」を繰り返す。
そのうち車は渋滞にかかり、険悪なムードに拍車がかかる。これなら空港から少し離れたところからカカオタクシーを利用すればよかった(空港周辺ではカカオタクシーが利用できない)。
それでもコネストの提示する10,570ウォンからはだいぶ高い。高速料金が別途かかるのは本当なのだろうか。
何よりここで15万ウォン持って行かれると小銭ぐらいしか残らなくなる。
他にもっともっと色んな話をしたんだけど、球場へ行くことが先決なので、ここは15万ウォンで手を打つことにした。
お金のことが決まると、車内でヨナンプトゥやハンユソムの応援歌を歌ったりした。
運転手も娘さんも仁川っ子で、SSGランダースのファンなのだそう。
渋滞もあってベアーズパーク12:30着。
門にいた守衛によると球場の中まではタクシーで入れないそうなので、門の前でタクシーとはお別れということになった。なんやかんやあったけど2時間も一緒にいたので、運転手に情も映ってしまった。守衛のおっさんに運転手との写真を撮ってもらった。
スタンドに屋根があるわけではないが、時間の経過ととも1塁側後方にある屋根の影が伸びて来る。その1塁側に座って観戦した。
