日本ハムがアリゾナでキャンプを張ってることが話題になってますが(日本ハムが海外でキャンプを行うのは29年ぶりのことらしいです)、一方で心配なのは、開催期間が縮小された名護のキャンプ。
設備の老朽化から日本ハムが撤退するのではないかと噂され、海外でキャンプを行うのはその布石なのではないかと言われています。
結局、名護市側が新球場を作ることで2020年以降も春季キャンプを継続することになったらしいのですが(2018年、2019年はくにがみで一軍キャンプを開催)、
今ある名護市営球場の形のままではなくなりそう。
あの昭和感、沖縄感ある球場を拝めなくなるのは実に惜しい。
そうとなれば行きたくなるのが、マニアの心情というもの。
そんなわけで、沖縄4日目の今日は那覇を離れ、名護市営球場で行われた日本ハム×ロッテのオープン戦を見てまいりました。
まっすぐ行くのももったいないので、
途中、金武ベースボールスタジアムと宜野座球場で
KIAと阪神、両タイガースのキャンプを視察。
金武の球場はまだ新しくて、ピカピカのスタジアム。
中村武志や以前ホークスに在籍していたイ・ボムホがいるはずなんだけど、結局探し出せないまま次の宜野座へ。
金本監督推しがスゴい…
スタンドの屋根って前からあったっけ?
田舎な割にはお金がかかっていてホント驚かされる。
今日は浦添でヤクルトとのオープン戦があるそうです。
坂口とか見てみたかったけど、あんまり油売ってると、名護が混んでしまいそうなので先を急ぎます。
宜野座から名護は高速道路で20分ほど。
名護漁港の臨時駐車場に車を停め、シャトルバスで名護市営球場10:20着。
試合開始2時間前だというのにたくさんの人がいて驚かされます。
球場の周りにはたくさんの屋台が出ていて、食糧には事欠きません。
そんな中、ジューシーなる炊き込みごはんを発見。
かつて日本ハムにいたロブ・デューシーにちなんだものかと、お店のおねいさんに聞いてみたのですが、軽く笑って否定されてしまいました(泣)
ジューシーとは豚肉、にんじん、ねぎ、椎茸などを炊き込んだ沖縄の郷土料理のことを言うそうです。
写真のやつはねぎの香味が効いていて、おいしかったです。こういうの食べれるのが地方開催の醍醐味。
ましてや沖縄は特別やね。
となりで売ってたチョコもちもうまかった。
お腹もココロも満たされたところで開場。
球場全景
両翼97、中堅118
南国ムードあふれるスタンド下の通路
スコアボードの昭和感。
すぐ裏には海が迫っており、砂浜とスコアボードの建物の取り合わせが妙
日本ハム応援団は一塁側内野席に。
一方のロッテ応援団はいつものレフト側。
やっぱり鳴り物応援のあるのは楽しい。
オープン戦って応援団が来たり来なかったりで、来ても一方の球団だけだったりすると、却って寂しくなったりもするから、やっぱ両方とも来てると楽しい。来てよかったと心底思う。
両応援団のおかげでお祭りムード一色の中、試合が始まりました。
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∇今日のスタメン
【ロッテ】 【日本ハム】
(三)中村 (中)陽
(右)伊志嶺 (左)西川
(二)ナバーロ (二)田中
(一)井上 (一)中田
(指)井口 (指)大谷
(遊)鈴木 (三)レアード
(左)細谷 (右)松本
(捕)吉田 (捕)大野
(中)岡田 (遊)中島
(投)チェン (投)吉川
PL長井/1B石山/2B吉本/3B笠原
∇試合
日本ハム4-3ロッテ(名護12:30観衆3542)
ロ 000 100 101=3
日 000 300 10X=4
日)吉川2-○武田勝2-屋宜1-有原3-S瀬川
ロ)●チェン4-香月1-大谷1-松永1-西野1
本塁打)
日)渡邉 1号ソロ(7裏 松永)
ロ)ナバーロ 2号ソロ(4表 武田勝)
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ロッテは4表、ナバーロのバックスクリーンに飛び込むソロホームランが飛び出し先制します。ナバーロは二日連続のホームラン。ロ1-0日。
日本ハムはその裏、先頭の5番大谷がセンター前に抜けるヒットで出塁すると、
続くレアードが左中間を破る二塁打を放ち、無死2・3塁。
このチャンスに7番松本剛が二塁へのタイムリー内野安打を放ち、同点に追い付きます。ロ1-1日。
続く8番の大野もライトへのタイムリーを放ち、ロ1-2日と逆転に成功します。
なおも、無死1・3塁から9番中島のゲッツー崩れの間に1点を追加し、ロ1-3日。
7表にはロッテも根本のタイムリーで1点を返しますが、7裏には渡邉涼のレフトポール際への一発が飛び出し、再び2点差となります。日4-2ロ。
ロッテは9裏、抑えに出てきた瀬川から清田がタイムリーを放ち、1点差に迫りますが、反撃もここまで。
試合は4-3で日本ハムが勝利しました。
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試合後のお楽しみ。
ハムの1-9も撮れたのでよかったらご覧ください。名護でのこの風景も残りわずかなんだね…
4日目にして、ようやくすっきりと晴れて、沖縄らしい暖かい日差しの中、観戦を楽しむことが出来ました。
味わい深い名護市営球場。
帰り道、球場正面にポツンと佇む故大社義規オーナーの銅像を見つけました。
名護でのキャンプはこの方がおられたからこそ。
こうして銅像が建てられることに何らかのメッセージを感じずにいられませんでした。
新球場が今のところにできるのか、それとも場所を移して新たに造られるのか分かりませんが、今の雰囲気が味わえなくなってしまうのは確かなよう。
雰囲気もいいし、食べ物も美味しいし、なくなるまでにもう一度来てみたいなぁ。
以上、名護オープン戦レポでした。みなさまもぜひ一度名護に足をお運びください。ありがとうございました。