近くの海にある釣り桟橋を釣り竿片手に散策していると
いかつい野郎どもが海に向かってならんでいた。
投網を片手に水面を見つめている野郎たち。
日焼けで色が黒く(元から黒い人種も)なった海の男たち。
南の島の人やスリランカ、パキスタンの海のそばから来たような人たち。
水面を覗き見ると、そこは水深10cm~1m未満の浅い場所。
来た! と突然一人が叫んで投網をキャストすると、周りの男たち
もいっせいにキャストした。
重たそうに投網を手繰っているので何か入っているみたい。
なんと全長40cmを越える魚が入っていた。
ボラです。
水面下の浅い場所に回遊してくるボラの群れを待っていたのです。
海老が回遊してくる季節にもやってくるので、投網を見事にキャスト
する腕前からみると投網愛好家か闇の漁師かもしませんね。